感情にまかせて叱ることとしつけとは違う。
しつけは大切ですが,しつけなくては,という気持ちから,ついたたいてしまい,その行為に歯止めがきかなくなってしまう場合もあります。子育てのイライラやストレスが,子どもへの愛情を忘れさせ,叱るという行動にすりかわっているのではないでしょうか。
上手な叱り方のヒントは,「叱られる側」の子どもの立場にもなって考えること。「そう言われたら子どもはどう感じるだろうか」「子どもはどう受けとめるだろうか」,まずここから考えてみましょう。
子どもの心や身体を傷つけるような叱り方は,教育的な効果がないばかりでなく,児童虐待につながる可能性もあります。
「叱られる側」の子どもの立場も考えてみる
(文部科学省「家庭教育手帳」小学生(低学年)~中学生編より)