ダメなところを責めるより,良いところを増やしていこう。
子どもに大切なのは,自信と,自分を大切にする力です。それは植物の根のようなもので,深く広く張るほど大きな実りをもたらします。表面的なことにとらわれることなく,その子が大きく育つことを信じて心に豊かな水や栄養を与えましょう。
そして,その水や栄養となるのが,子どもの良いところを見いだし,ほめることです。叱るべきときは叱り,ほめるべきときはきちんとほめる。また親の思い通りの方向ややり方で子どもが行動しなかったとしても,その子なりの工夫や考えは見守り,認めることも大切です。発達に応じて,子どもに任せる部分を次第に増やしていくことで,子どもは自らの成長を実感し,自信をもつことができます。
良いところを見つけてほめる
(文部科学省「家庭教育手帳 小学生(高学年)~中学生編」より)