風しんの予防接種はお済みですか
熊本県で風しんの患者の増加が続いています
現在,全国で風しんが流行しています。熊本県でも,54件の報告があり(5月29日現在),昨年1年間の報告数(5件)の10倍以上となりました
妊婦が風しんに感染すると,胎児が風しんウイルスに感染し,難聴,心疾患,白内障,精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。(先天性風しん症候群)
風しんは,例年春から夏にかけて多く発生します。今が流行シーズンですので,特に,妊婦の周りの方は予防接種などの予防対策をとりましょう。
風しんの予防対策
風しんの定期予防接種対象者は必ず予防接種を受けましょう。
対象者
- 第1期:生後12ヶ月〜24ヶ月(1歳のお子さん)
- 第2期:小学校就学前1年間
妊婦に感染しないために,特に,以下のうち,十分な免疫がない方(抗体価が十分であると確認ができた者以外の者)は,任意で予防接種を受けることを検討しましょう。
- 妊婦の夫,子どもその他の同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者または妊娠する可能性の高いもの)
- 産褥早期の女性
※妊娠中は風しんの予防接種を受けることができません。
※過去に風しんの予防接種を受けたことが確認できない場合は,なるべく早く予防接種を受けましょう。
また,過去に予防接種を受けていたとしても,または,風しんにかかっていたとしても,再度,予防接種を受けても構いません。
※麻しん風しんワクチンの供給量は,5月以降任意接種の急激な増加により,今夏以降にワクチンが一時的に不足する恐れがでています。安定供給の目処がつくまでの間,上記の1,2の方が優先して接種を実施できるよう,可能な限りご理解とご協力をお願いします。
麻しん風しんワクチンを接種できる医療機関
必ず事前に電話で予約してください。
医療機関 | 電話番号 |
---|---|
上野小児科医院(城之浦町) | 0964-22-0324 |
金森医院(本町6丁目) | 0964-22-0017 |
松田内科循環器科クリニック(三拾町) | 0964-23-6555 |
みどりかわクリニック(野鶴町) | 0964-22-1171 |
もろが整形外科医院(旭町) | 0964-23-2341 |
七川医院(浦田町) | 0964-22-0555 |
近藤クリニック(松山町) | 0964-23-5558 |
風しん
2〜3週間の潜伏期を経て,発疹,発熱,リンパ節の腫れがみられます。ただし,風しんに感染していても明らかな症状がでない場合があります。
子どもでも比較的症状は軽いですが,まれに,脳炎,血小板減少性紫斑病といった合併症が起こることがあります。また,大人が感染すると,発熱や発疹の期間が子どもと比べて長く,関節痛がひどいことが多いと言われています。
先天性風しん症候群
妊婦,特に妊娠初期の女性が風しんに感染すると,胎児は風しんウイルスに感染し,難聴,心疾患,白内障,精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。
お母さんが風しんにかかったからといって,必ずしも赤ちゃんが障がいをもって生まれてくるわけではありません。
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