雨乞い大太鼓の歴史

熊本県宇土市(うとし)には,江戸〜明治時代にかけてつくられた雨乞い大太鼓が26基現存しています。

戦前の雨乞い大太鼓祭

これらすべての大太鼓は,欅(ケヤキ)の大木を刳り抜いたもので,鉦(かね)のリズムに合わせて叩き,笛の音とともに村人が踊るといった「雨乞い祭り」や「虫追い」という行事が,戦前までは各地区で盛んに行われていました。

しかし,戦後の急激な社会変化の中でそのような行事は行われなくなり,ほとんどの大太鼓は次第に忘れられ,あるものは朽ち果て,あるものは売られたりして姿を消してしまいました。

昭和60年代に入り地元の有志の方々が雨乞い大太鼓の確認調査等を行い,各地区の神社や寺にほこりをかぶったまま放置された,修復可能な大太鼓が数多く残されていることが明らかになりました。

このような動きの中で,宇土市では「ふるさと創生事業」の一環として,この雨乞い大太鼓の再生復興をはかるために,26基の大太鼓の皮を張り替え,胴の修復等を行い,それを一同に集めて保管・展示する施設として平成3年に宇土市大太鼓収蔵館を建設しました。

宇土雨乞い大太鼓および関連資料は,平成14年10月に熊本県重要民俗文化財に指定されています。

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制作・管理

熊本県宇土市教育委員会文化課

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