SNSの問題は若年齢化しています。時には犯罪に巻き込まれ,危険な思いをする児童生徒もいます。学校においても,SNSや情報機器に問題については,大きな教育課題ととらえています。この10月,児童と保護者の方々を対象にアンケート調査を行いました。本HP上においても何回かに分けて,その結果等をお知らせして参ります。
まず,このグラフです。
4年生以上の本校児童が「自由に使える」と答えた情報機器類です。
ゲーム機を筆頭にタブレット,スマートフォンの使用頻度が高いことがわかります。ゲーム機にあっては,4年生以上の半数程度以上,6年生に至っては8割を超えています。また,6年生はスマートフォンでは,半数の児童が「自由に使える」と答えています。情報機器は,子どもたちに縁遠いものではなく,ごくごく身近なもの,日常的なものになっていることがわかります。
では,それらの情報機器を一日あたりどれぐらい使っているのでしょうか?
・30分未満の児童は, 4年:17%,5年:38%,6年:22% ・1時間未満の児童は, 4年:22%,5年:17%,6年:28%
・・・・・ここで,ほぼ児童の半数に達します。つまり,1時間以上使用している児童が半数いることになりますが,2時間を超えている児童も約4分の1に達します。
月~金の児童の家庭生活で時間は,9時に就寝するとして,5時間程度です。その5時間をどのように使っているのか・・・・。2時間を情報機器に費やすとすると,残りは3時間。これにテレビや夕食,入浴,明日の準備等の時間も入ってきますから,ほぼ家での中心は情報機器となります。
情報機器類は利便性が高く,適度な使用であれば問題はないと思われますが,特にゲーム類は脳の快楽ホルモン分泌と関係しているので,中毒性が高くなります。やはり,児童に対しては,「自由に使える」ことに何らかのブレーキが必要かと思われます。
そこで,そのブレーキ・・・つまり,「家庭での使用等のルール」が問題となってきます。
本校における「家庭のルール」状況はどうなっているのか・・・次回お知らせします。