おもちゃ祭り

2020年10月22日

   今朝は久しぶりの雨となりました。

まつり


そうじ


 屋外での朝の運動は中止となりましたが,6年生は朝掃除に励んでくれました。

 この男子,蜘蛛の巣を見つけ,それをはらってくれています。細かいところにも目がいくようになった6年生です。

 4時間目に,1,2年生が生活科室で楽しく過ごしていました。

まつり


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 1,2年生には,「おもちゃまつり」という生活科の単元があります。今回は,2年生が1年生を招待して,いろいろなゲームで1年生に楽しんでもらうという学習です。1年生は,この体験を生かして,次年度入学生を招待する学習となります。

 2年生は,この日のために,ゲームの内容を考え,道具を準備し,1年生への説明の仕方を学び,練習し,ゲーム後に1年生に送るプレゼントまで準備しました。

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 遊びの活動ですが,「お客様をご招待し,楽しんでいただく」という社会性,奉仕性を学ぶ大切な活動です。

 6年生も低学年の頃は,こんな遊び活動から始まったのです。今では,自ら進んで学校のため,みんなのために自らの身体を動かすようになりました。

 「教育」は,ビジネスとは違って「時間のかかる」営みです。政治や経済,産業の分野では,PDCAサイクルとか費用対効果などがよく語られ,必要な時間やコストを限りなくゼロに近づけることやコストに見合う成果を求められます。例えば,即席麺。最近の即席麺はかなり美味しいです。その点から言えば,費用対効果はかなり高いでしょう。

 しかし,「教育」は即席麺とは違います。子どもたちはそれぞれに生きています。今日行った教育活動の成果が出るには,似たような活動の繰り返しと蓄積が必要です。教育の成果はすぐには出ないもの,すぐに成果を求めてはいけないものだということを1年生から6年生までを見ていてあらためて感じました。

 1,2年生の先生方は,この生活科単元を実施するにあたり,本当に細かい計画と準備,実践が必要だったと思います。けれども,そこにあるのは,1年先,2年先・・・・・・もっと先の将来の子どもの成長への願いだけです。「できる限りしっかりさせたい」とは思っても,「すぐにできるようにさせなければ」等の即席の成果目標などはありません。もし,教師が即席の成果を求めるならば,そこには必ず「強制」や「威圧」,もしくは成果を阻むものへの「排除」が生まれ,「教え育む」はなくなります。

 「おもちゃまつり」の4年先,5年先に6年生の今があります。感謝m(_ _)m

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宇土市立網津小学校

電話番号:0964-24-3213