本日〔5月30日(木)〕の子どもたちの活動の様子を紹介します。
子どもたちは、サッカーやままごと、土山での遊びや砂場での遊び、虫取りやスクーターでの遊び、じょうろの水を使ってのお絵描きなどに取り組んでいました。
砂場では、直径1mを超える大きな砂のケーキを作る子どもたちの姿が見られました。一昨日、私が見たときには、型抜きでケーキやドーナッツ、果物などを作って遊んでいました。その時に、「次は大きなケーキを作ってみよう。」ということを子どもたちは話していました。子どもたちは、そのケーキを今日作っていたようです。
私「(ケーキを見ながら)大きいね。」
子「でしょう。」
私「すごい。」
子「うん。」
と言いながら嬉しそうな表情を浮かべていました。よく見ると、ケーキの真ん中に細い木の
枝が挿してあります。
私「(木の枝を指さして)これなあに?」
子「ろうそくだよ。」
私「なるほど。」
他の一人の子どもが、ケーキの真ん中に上って立ちました。
私「○○ちゃんが、ろうそくになっちゃったね。」
子「うん、頭の上が火だよ。だって赤い帽子(子どもの赤色の帽子を指さしながら)が、火になってるんだよ。」
赤い帽子を火に見立てているところに感心しました。子どもの発想は、やっぱり面白いです。
ままごと遊びのコーナーでは、コーヒーを作る子どもの姿が見られました。土と水を混ぜてカップに入れ、コーヒーを作っていました。
子「(コーヒーの入ったカップに石を入れながら)うーんと、これなんだっけ?」
と言いながら悩んでいるようでした。
私「これって、どれ?」
子「(石を指さしながら)これ、これ。」
私「ひょっとして角砂糖のこと?」
子「そう、そう!」
と謎が解けて、嬉しそうな顔をしていました。石を角砂糖に見立てているところが、面白いなと思いました。
「見立てる力」とは、全く関係のない2つの異なるものを結びつける能力であり、その人の専門性や得意分野という視点によって、他の人には見えないものが見える力だそうです。見立てる力には、想像力や創造力、観察力などが必要であり、子どもたちにとっては、とても大切な力だと言われています。本園でも「見立てる力」の育成を大切にしていきたいと思います。