皆さまからいただいた寄附金は、ふるさと宇土応援基金に積立て、
下記の4つの事業分野の中から、ご指定いただいた事業分野に活用させていただきます。
1.未来を担う子供たちを育てる「教育」に関する事業
2.心豊かな子供の成長を願う「子育て支援」に関する事業
3.将来世代に青く美しい地球を継承するための「環境」に関する事業
4.その他「市政運営全般」
令和5年度は総額797,096,617円のご寄附をいただきました。寄附金については、下記の事業に活用させていただきました。
子ども・子育て支援施設整備事業【子育て】
花園小学校区は、宅地開発が進んでいることから児童数が増えており、近年は校区内の学童で待機児童も発生していました。また、令和5年度までは今回新設する施設とは別に学童施設がありましたが、小学校から距離があるため、通所中に児童等が交通事故に遭う等の危険性もありました。
そこで、継続的な学童の運営を行い、児童の安全の確保や待機児童の解消を図るため、令和5年度に花園小学校内に規模を拡大した学童施設を建設し、新たな学童施設へ移転を行いました。同施設は令和6年度から稼働しています。
行政手続きスマート化事業【市政全般】
スマートフォンやパソコンを使用して、必要な手続きや必要書類を簡単に調べることができる「手続きガイド」、および24時間いつでもどこからでも手続きを完了できる「スマート申請」を導入しました。
「手続きガイド」では下記手続きについて案内しています。
・ライフイベント関連(結婚・離婚、転居、氏名変更、出生・死亡に関する手続き)
・子育て関連(保育認定や教育費の支援制度に関する要件や必要書類)
・介護事業者の指定及び更新手続き
「スマート申請」では現在70近くの手続きがオンラインで申請可能です。
国際交流事業【市政全般】
本市にゆかりを持ち、台湾の英雄と称されている湯徳章氏を縁とした教育・文化交流をはじめ、経済・観光など多方面で相互交流を推進していくため、元松市長を訪問団長とする宇土市・宇城市・美里町合同訪問団(行政、議会、民間)が令和6年3月に台南市を訪問しました。
今後は、湯徳章氏の功績を伝える取組や宇城地域が一体となった経済、観光振興の取組を行い、台南市との交流促進を進めていきます。
自然公園管理経費【環境】
自然公園を安心安全に利用できるよう、自然公園内の日々の清掃や除草・剪定、花の育成等を行っています。
※各自然公園では、桜やツツジ、紫陽花、菖蒲など、様々な植物を季節ごとに楽しむことができます。中でも、花園池と立岡池を中心とする立岡自然公園には約二千本の桜があり、シーズンには多くの花見客で賑わうなど、県内有数の桜の名所として有名です。
多目的交流施設整備事業【教育】
現在、多くの市民の方が気軽に交流できる多目的交流施設の整備計画を進めています。施設には、図書館機能を移転し、社会的立場や属性など気にすることなく立ち寄れる第三の居場所サードプレイスも併設する予定です。
子どもたちが気軽に本に触れることができる空間、絵本などの読み聞かせが出来る場所、幅広い年代が勉強できる学習スペース、子育て世代が交流できる場所を提供したいと考えています。多様な価値観・背景を持つ子どもたちや異世代とお互いの立場を気にすることなく、気楽に交流できる居場所であり、ここで過ごすことにより新しい価値観や学びが得られ、それぞれの成長につながることが期待されます。
令和5年度は多目的交流施設として活用する土地・建物を取得しました。今後は、幅広く市民の御意見をお聞きしながら整備を進めていく予定です。
学校ICT環境整備事業【教育】
宇土市では、GIGAスクール構想に基づき、子ども一人一台端末の導入等により、学校の情報通信技術(ICT)環境の整備を行っています。令和5年度は各教室に電子黒板を導入しました。
これにより、デジタル教材やオンライン授業を活用することが可能となり、児童生徒がより効果的に情報を取得共有し、より主体的かつ協働的な学習が進められ、また、教師の授業力向上や指導内容の充実にもつながりました。
乳幼児等医療費助成事業【子育て】
宇土市では、医療費負担の軽減と児童の健全育成を図ることを目的とした子ども医療費助成制度を実施しています 。
これまでも、令和5年1月診療分から15歳(中学3年生)までの保険診療の自己負担分を全額助成に拡大するなど、子どもの疾病の早期発見、早期治療の促進及び経済的負担の軽減を図ってきました。
令和5年度につきましては、令和6年1月診療分から助成対象年齢を18歳到達後の年度末までに拡大しました 。
地球温暖化対策実行計画策定事業【環境】
宇土市では、市役所の事務事業に伴う温室効果ガスの排出量削減や市民への啓発を図るなど、地球温暖化対策に取り組んできました。
令和5年度は、市内全域の温室効果ガスの排出状況を把握し、将来推計により温室効果ガスの削減目標や再生可能エネルギーの導入目標を定め、その目標達成のための市・事業所・市民の取組を掲載した「地球温暖化対策実行計画」を策定しました。引き続き、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきます。
多子世帯給食費補助事業【子育て】
宇土市では、多子世帯の第3子以降の子どもたちを対象に給食費の補助を行っています。
この事業では、給食費が負担となる家庭に対して、第3子以降の給食費の全額を補助し、子どもたちが栄養バランスの良い食事を受けられるようサポートします。給食を通じて健康な成長を促し、教育機会の平等を実現することを目指しています。地域の子供たちの健やかな成長と将来への希望を支える取組として、社会に貢献しています。
学校校庭芝生化整備事業【教育】
次世代を担う子どもたちの運動・体力不足を解消し、たくましく心豊な子どもたちの育成を図るとともに、学校、家庭、地域の連携強化の拠点づくりを目的として、走潟小学校をモデル校に選定し、校庭の芝生化に取り組んでいます。令和5年度は乗用芝刈機の購入などを行いました。
現在は芝刈り、肥料の散布、エアレーション等、主に維持管理を中心に取組んでいますが、学校、PTA、地域が協力して維持管理に取組むことにより、子どもたちが運動や遊びを通して体力を育む環境づくりはもちろん、更なるコミュニティの活性化につながっています。
物価高騰対応宇土市民応援事業【市政全般】
物価高騰が長引く中、個人消費に与える影響が大きくなっています。市内全世帯の家計負担の緩和と、消費落込みにより低迷する市内経済の活性化を促進することを目的として、市内の小売店などで利用できる商品券を宇土市民1人当たり5千円分給付しました。
清掃収集業務経費【環境】
一般家庭から出るごみの収集や違反ごみの回収など、廃棄物を適正に処理し、公共の場所を清潔に保っています。
また、宇土市にお住まいの方は、一般廃棄物(ごみ)を宇城市にある宇城クリーンセンターに搬入することができますが、宇城クリーンセンターに搬入することが困難な方などのために、宇土市内で拠点回収を実施しています。
※令和5年度の分野別寄附金額
事業分野 | 寄附金額 |
---|---|
教 育 | 226,211,700円 |
子育て支援 | 206,105,500円 |
環 境 | 102,559,000円 |
市政全般 | 262,220,417円 |
合 計 | 797,096,617円 |