全国各地で「有機フッ素化合物」が検出されており宇土市でも確認されています。市では、井戸水をご利用されている方に安心して飲用していただくため、水質検査(PFOS及びPFOA項目)費用を助成します。
補助対象者
- 上水道(宇土市の水道水)を使っていないご家庭や事業所で、井戸水などを利用されている方。
- 各地区で独自に運営している「専用水道」や「簡易水道」の代表者の方。
- 上記以外で、井戸水などを飲用する必要があり、その水質検査を行わなければ生活に支障をきたすと市が認める方。
【ご注意】
宇土市の上水道をご利用の方は対象外です。(水道(宇土市の水道水)を敷設されていないか市で確認させていただきます)
対象となるご家庭や事業所は、市税などに滞納がないことが条件となります。(市税等の滞納有無を確認するために、同意書の提出が必要になります)
市が認める検査機関で行うPFOS及びPFOA項目の検査に要する費用になります。
補助金の交付は、1井戸につき1回限りです。
補助金の額
補助金の限度額は、以下のとおりです。
検査に要する費用の2分の1以内の額とし、30,000円を限度とします。なお、1,000円未満の端数については、これを切り捨てます。
補助金の申請について
いずれも検査前に申請が必要となりますので、検査をお考えのときは、環境交通課までご相談ください。
なお、検査後の申請は受付できませんのでご注意ください。
PFOS及びPFOAとは
PFASは、「有機フッ素化合物」という、人工的に作られた化学物質の総称です。その中にPFOS及びPFOAがあります。これらは、水や油をはじいたり、熱に強かったりする優れた性質を持つため、焦げ付きにくいフライパンの加工や防水スプレー、衣類、化粧品など、様々な製品に長年使われてきました。しかし、環境中で分解されにくく、長期的に環境に残留しやすいという特性を持つため、日本ではPFOSやPFOAの製造・輸入が原則禁止されています。環境省では、2020年に要監視項目としてPFOSとPFOAの合算値で50ng/L以下 とする指針値(暫定)を定めています。