シリーズ私たちと人権72「同和問題(部落差別)」

2021年09月01日

同和問題(部落差別)

 同和問題(部落差別)とは,日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分的差別により,今日においても,同和地区に生まれた,または住んでいるという理由だけで,根拠のない言い伝えや偏見によって差別され,全ての国民に保障されている基本的人権が完全には保障されていないという重大な人権問題のことです。

現在も起きている差別

結婚・就職等における差別

 結婚や就職の時,身元調査によって周囲が出身地等を理由として結婚に反対したり,本人の適性や能力とは直接関係のない出身地等を理由として,不採用になったりする。

土地差別

 都市開発やマンション建築等にあたり,特定の地域に対する差別調査が行われたり,不動産売買において同和地区の物件が避けられたりする。

差別表現や差別情報が流される

 同和問題(部落差別)について,特定の地域や個人を誹謗中傷するような差別的な文書を送り付ける,公共の場所に差別的な落書きをするといった問題が生じたり,近年は,インターネット上において,地域や個人が特定できるような差別情報が掲載されたりする問題も発生している。

自分にできることを考えよう!

同和問題(部落差別)について正しい認識を持ちましょう

 同和問題(部落差別)は「差別される側」の問題ではなく,「差別する側」の問題であり,その中には,自分には関係ないといった無関心であることも含まれます。なぜなら,無関心は結果的に差別の存在を許してしまうことになるからです。

思い込みや偏見をなくしていきましょう

 「昔からそうしてきたから」といった根拠のない迷信や,「みんながそうしているから」という世間体ばかりにとらわれず,広い視野を持ち,きちんとした根拠に基づいて,自分自身で考え判断することが大切です。


 「誰かがなくしてくれる」では差別はなくなりません。「私」自身が差別をなくすためにどう行動するのかが大切です。まず,自分にできることから始めましょう。


参考資料 熊本県人権研修テキスト

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