市では,小学校・中学校の義務教育9年間の学びを支える組織的・継続的な学校支援体制の構築を図り,夢や希望を持って主体的に学ぶ子どもの育成を目指して,小中一貫教育への取り組みを行っています。
平成17年度から,文部科学省の指定を受けて,網田小・中学校で先行して小中一貫教育を実施しています。
平成27年度から平成29年度まで,市教育委員会が文部科学省から小中一貫教育事業の指定を受けて,市全域での小中一貫教育の実施を推進しています。
先行して小中一貫教育を実施している網田小・中学校での取り組みを紹介します。
網田小・中学校での小中一貫教育のあゆみ
- 平成17年度から平成22年度・・・科学省指定「小中一貫研究開発学校」
- 平成23年度から平成26年度・・・継続して小中一貫教育を実施
- 平成27年度から平成29年度・・・文部科学省指定「宇土市小中一貫教育推進事業」モデル校
網田小中一貫教育の主な取り組み
- 学校の現状と児童生徒の実態,地域の実態や保護者の願いを踏まえて,各教科の教育課程・指導方法の工夫を実施。
- 小学校1年生から4年生までを「前期」,小学校5年生から中学校1年生までを「中期」,中学校2・3年生を「後期」と位置づけて,それぞれの発達段階に応じた効果的な教育課程・指導を実施。
- 小中学校相互の乗り入れ授業や教職員の研修を実施。
- 授業や日常活動での異学年交流を実施。
- 小学校5・6年生の中学校登校(平成28年度から)
網田小中一貫教育の主な研究成果
- 小中学校のなめらかな接続により,いわゆる「中1ギャップ」の解消や指導体制・指導方法のつなぎが実現できている。
- 小中学校教師の連携・協力体制の構築が図れている。
- 地域,保護者の学校教育に対する理解の深まりが見られる。
- 児童生徒の自己表現力の向上や関わりの深まりが見られる。