台湾南西部、台南（たいなん）出身の弁護士・湯德章（とうとくしょう）氏をご存知でしょうか。宇土出身の父・坂井德藏氏と台南出身の母・湯玉（とうぎょく）氏との間に生まれ、様々な困難を乗り越えて弁護士となり、台湾人の人権を守るために尽力した人物です。 

　中国国民党政府に対する反政府暴動「二・二八事件」（1947年）により、40歳という若さで命を落としましたが、軍から激しい拷問を受けても暴動に関わった人々の名簿の提出を拒否したとされ、多くの市民の命を救った“台湾の英雄”として知られています。 

　今回のパネル展では、德章氏の功績や台南の歴史・文化を広く市民のみなさまに知っていただき、今後の台南市との友好交流に資するために企画しました。この機会にぜひ会場へお越しください。

 　【期　間】３月１９日（火）～５月６日（月）

　　　　　　平日８：30～20:00、土・日・祝日8:30～18:00

　【会　場】宇土市役所１階市民交流スペース（入場無料）

　【内　容】德章氏の功績や台南の歴史・文化などを紹介するパネル展示

　　　　　　德章氏の自宅兼弁護士事務所「湯德章故居」の解説動画