中小企業退職金共済制度は、昭和34年に国の中小企業対策の一環として制定された「中小企業退職共済法」に基づき設けられた、中小企業で働く従業員のための外部積み立て型の国の退職金制度です。
事業主のメリット
- 退職金の管理が簡単です。
- 新しく加入する事業主に掛金月額の1/2(従業員ごとに上限5,000円)を加入後4か月目から1年間助成します。
- 掛金は全額非課税です。
- 加入後、掛金月額18,000円以下の従業員の掛金を増額した場合、増額分の1/3を1年間助成します。
従業員のメリット
- 退職一時金の制度なので60歳以下でも受け取れます。
- 退職所得として、税法上優遇されます。
- 転職した場合、前の企業での掛金納付実績を通算できます。
制度の特色
- 掛金の一部を国が助成します。
- 短時間労働者(パートタイマー等)の方も加入できます。
- 掛金は全額非課税になります。
- 加入前の勤務時間(過去勤務時間)通算制度と転職した場合の通算制度があります。
- 掛金は預金口座から振り替えます。退職金は直接退職者に支払いますので、管理が簡単です。
掛金の種類
- 月額5,000円から30,000円までの16種類です。
- 短時間労働者(1週間の所定労働時間が通常の従業員より短く、かつ30時間未満の従業員)は、2,000円・3,000円・4,000円の特例掛金でも加入できます。
加入の手続き
所定の申込書に記入・押印にうえ、お近くの金融機関または委託事業主団体に提出してください。
お問い合わせ先
〒170-8055 東京都豊島区東池袋1-24-1
独立行政法人勤労者退職金共済機構 中小企業退職金共済事業本部(中退共)
電話:03-6907-1234 ファックス:03-5955-8211