「えづけSTOP!対策」鳥獣被害対策について

2021年11月10日

「えづけSTOP!対策」鳥獣被害対策とは

熊本県では毎年約5億円程度の野生鳥獣による農作物被害があっています。鳥獣被害と聞くと「農業だけの問題」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

こうした被害発生の原因は人間による「えづけ」にあるといわれています。鳥獣被害対策について、正しく学び集落全体で鳥獣被害対策に取り組みましょう。

鳥獣被害の原因を知ること

鳥獣被害は、野生鳥獣が田畑や集落を「エサ場」と認識することから始まります。

エサ場」とは、1鳥獣が身を隠せる「ひそみ場」と、2農作物を含めた「エサ」の両方がそろう場所です。人間が無意識のうちに鳥獣に対して自分の田畑を「エサ場」として学習させること、これを「えづけ」といいます。

つまり鳥獣被害対策の基本は、この「えづけ」をやめることにあり、熊本県ではこれを「えづけSTOP!対策」とし、推進しています。

「えづけSTOP!対策」の順番

  1. 集落みんなで勉強
  2. 守れる集落・田畑づくり
  3. 侵入防止柵等による囲いや追い払い
  4. 個人でできない対策

鳥獣被害対策では、対策の順番を守りながら、地域ぐるみで対策を進めることが重要です。野生鳥獣を寄せ付けない集落づくりに取り組みましょう。

また、1年の間で最も野生鳥獣へのえづけが進んでしまうのは、山からエサがなくなる「冬」の時期です。この時期に農地をエサ場と認識されると、翌年にかけても野生鳥獣がエサを求め続けるようになるため、冬場は特に注意しましょう。「えづけSTOP!対策」として、小さなことから取り組めることはたくさんあります。地域のみんなができる取組みを進め、わからないことがあれば積極的に県や市町村に問い合わせてください。

えづけストップ

問い合わせ先

熊本県むらづくり課:TEL 096-333-2416

宇土市農林水産課林務水産係:TEL 0964-22-1111

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担当部署:宇土市役所 経済部 農林水産課 林務水産係

電話番号:0964-27-3326

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