リフィル処方箋とは
リフィル処方箋とは、医師の診療にて症状が安定しており、長期間処方が可能と判断された患者へ、一定期間内に処方箋を繰り返し使用できるものです。
患者にとっては、医療機関を受診する回数が少なくなり、通院負担を軽減できるメリットがあり、医療費の適正化にもつながります。
リフィル処方箋の注意点
・投薬量に制限がある医薬品や湿布薬など、リフィル処方箋で処方できない薬もあります。
・リフィル処方箋を繰り返し使用できる回数は最大3回までと定められています。
・リフィル処方箋を出す薬局は、1回目から3回目まで同じ薬局で出すことが推奨されています。
・服薬状況によっては、リフィル処方箋による調剤が行えない場合があります。
・リフィル処方箋を受け取っていても、症状などの変化があった場合は、医師の診察を受けることが できます。
長期処方箋、分割調剤との違い
長期処方箋
90日分の処方を一度に受けることができるものです。医師の診察も90日に一度となるため、通院負担は少ないですが、体調悪化の予兆に気づきにくい場合もあります。
分割調剤
分割調剤は以下の3つの場合に行われます。
1長期処方されたが、家庭での保存が難しい場合
2ジェネリック医薬品を初めて使用する際、不安を取り除くために短期間試してみる場合
3服薬状況を考慮して、薬剤師のサポートが必要と医師が判断した場合
医師が指示した分割調剤を行う場合は、処方箋に書かれた日数分の調剤を最大3回まで分けることができます。