「食品ロス」とは
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。
日本では、この食品ロスが年間612万トン(平成29年度推計)発生しています。
これを一人当たりに換算すると、年間一人当たりの食品ロス量は約48キログラムとなり、一人当たりの年間の米の消費量に相当します。
食品ロスの内訳は以下のとおりです。
- 事業系食品ロス:328万トン
- 家庭系食品ロス:284万トン
このことから、食品ロスの約半分は家庭から出ていることがわかります。
一人ひとりの心がけにより、食品ロスを減らしていきましょう!
家庭でできる取り組み
皆さんは、消費期限と賞味期限の違いを知っていますか?消費期限は「過ぎたら食べない方がよい期限」で、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」です。
表示されている食品例
- 消費期限 弁当、サンドイッチ、惣菜、ケーキなど
- 賞味期限 菓子、カップめん、缶詰、ジュースなど
表示の意味を正しく理解し、賞味期限は過ぎてもすぐに廃棄せず、自分で食べられるかどうかを判断することが大切です。
ただし、一度開封してしまった商品については、表示されている期限内でも早めに食べるようにしましょう。
また、必要な食品を必要な量だけ購入すること、食材を食べ切ることも食品ロスの削減につながります。
外食時にできる取り組み
事業系食品ロス328万トンのうち、127万トンは外食産業から発生しています。その原因の多くは食べ残しです。
このような中、食品ロス削減の観点から、飲食店での「食べきり」を促進する取組が広がってきています。
食べ手にできる取り組みとして「30・10(さんまる・いちまる)運動」があります。「30・10運動」とは、宴会時に最初の30分、最後の10分は食事を楽しみ、食べ残しを減らす運動です。
宴会時等において「もったいない」を心がけ、食品ロスの削減に取り組みましょう!