熊本天草幹線道路とは
熊本天草幹線道路は、平成6年12月に地域高規格道路(※1)として計画路線の指定を受けた、熊本市を起点に宇土市、宇城市、上天草市を経由し、天草市に至る延長約70kmの自動車専用道路です。熊本市~天草市間の移動時間を大幅に短縮できるため、九州縦貫自動車道や中九州横断道路等と一体となって、九州の道路網の骨格を形成し、災害・物流・産業・観光・医療などに大きく寄与する非常に重要な道路です。
宇土市には、全国屈指の干潟景勝地である御輿来海岸をはじめ、多くの観光地が点在しており、熊本天草幹線道路が整備されることで、県内外から数多くの観光客の来訪が見込まれます。
さらに、地域産業の振興や雇用機会の増大などの波及効果も期待されます。
また、近年、地震や異常気象による風水害など、日本全国あらゆるところで想像を絶する災害が発生しています。災害で主要幹線道路が寸断されると、救援活動や物資輸送に遅れが生じ、人命に大きく関わります。熊本天草幹線道路が整備されると、災害時の救援・物資輸送の代替路機能が確保されることから、その必要性、重要性は益々高まっています。
宇土市では、議会と行政の協力体制のもと、熊本天草幹線道路の1日も早い全線開通に向けて取り組んでいます。
(※1)地域高規格道路・・・高規格幹線道路(高速道路)を補完し、地域の自立的発展や地域間の連携を支える自動車専用道路もしくはこれと同等の規格を有し、概ね60km/h以上の走行サービスを提供できる道路のこと。
熊本天草幹線道路の進捗状況
熊本天草幹線道路約70kmのうち、熊本市南区近見町から宇城市三角町までの約32kmを国で、宇城市三角町から天草市までの約38kmを熊本県で整備を行っています。
進捗状況は、下記のリンクから確認できます。
・熊本県