市長だより(平成22年5月)

2010年12月18日

宇土市長元松茂樹の写真この度、第5代の宇土市長に就任しました元松茂樹です。私は、「人に元気を!・まちに元気を!」をモットーとして、経済振興と人口増加策、さらに教育の充実を重要課題と位置づけています。

具体的な施策は、選挙の際にお示ししたマニフェスト(公約)を基本としながらも、市民の皆さまとの対話を通して、より効果が期待できる内容にアレンジしながら、4年間かけて着実に実現したいと考えております。 まずは、市長として行政運営に対する基本的な考え方(姿勢)を申し上げたいと思います。


市民本位の行政運営は対話から

私は、平成3年に宇土市職員として入庁以来、総務企画部門を中心に19年間勤務してまいりました。その間、公務外での「まちおこし」やPTA活動、文化やスポーツを通して、地域活動に積極的に取り組んできました。 このような活動を市民の皆さまと一緒にさせていただくなかで、強く感じたことは、今の行政運営には、「市民の皆さまとの対話が絶対に欠かせない」ということです。

市役所は、市職員が仕事をしやすい組織である前に、市民にとって利用しやすく役に立つ組織でなければなりません。そのためには、まず市民の皆さまが抱えておられる問題や課題が何なのかを把握する必要があります。もちろん、全ての問題・課題に対応できるわけではありませんが、時代に即した柔軟な行政運営を行うためには、さまざまな考えや意見があることを知ったうえで、市民の目線に立って、自らの仕事、市役所の仕事を見直さなければならないのです。

市民の皆さまの生の声は、市役所で待っていても届きません。市長が、そして市職員が、率先して「まち」に出て、市民の皆さまとの対話を通して情報を収集し、それを施策に反映させること。これがこれからの行政運営の姿であり、「市民本位」の行政運営の基本だと考えています。

宇土に元気を!

宇土市を取り巻く環境は、ここ数年で大きく様変わりしました。 かつて宇城地区の中心都市として栄えた宇土市ですが、市町村合併の流れの中で、政令指定都市を目指す熊本市と人口が倍近い宇城市に挟まれて、急激に存在感を失っています。 特に、合併による財政基盤強化ができなかったことが、近年の人口減少に繋がり、深刻な問題となっています。花園地区だけは人口が増えていますが、残りの6地区は全て人口減少に転じています。地理的にも恵まれた宇土地区ですら人口が減少していることは、決して看過できることではありません。

しかし宇土市は、県都熊本市に隣接し、国道3号と57号の幹線道路と、JR鹿児島本線と三角線も走る交通の要衝にあり、来春には九州新幹線も全線開業します。宇土市は、これらの立地条件を活かしながら、さらに市民の皆さまの英知を活かしていけば、必ず、もっともっと元気なまちになります。 前市長が精力的に取り組んでこられた行財政改革をできる限り継承しながらも、「住んでみたい宇土市」、「住み続けたい宇土市」の実現に向けた独自の施策をプラスして、小さくても誇りの持てる個性あるまちづくりを目指します。

これからの4年間、皆さまと一緒に考え、皆さまと共に行動し、新たな宇土市づくりに向けて力の限り頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成22年5月 宇土市長 元松 茂樹

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