元樹だより 平成29年1月 年頭あいさつ「酉年の決意」

2017年02月10日

市長写真(広報元樹だより用)あけましておめでとうございます。

昨年は、4月に発生した熊本地震、また6月の豪雨により、市民の尊い命が失われたほか、多くの家屋の全半壊、道路や水道管の破損、また、農業用施設や市内立地企業の事業所・店舗の被災などにより、本市の生活基盤や地域産業に大きな被害を受けました。さらに、本来であれば防災拠点として機能しなければならない市役所本庁舎の大規模な損壊など、市民生活に甚大な影響を及ぼしました。被災された全ての皆さまに対して、改めて心よりお見舞いを申し上げます。このような中、全国の皆さまから、物的・人的支援をはじめさまざまな形で温かいご支援をいただきましたことに対し、この場をお借りし厚くお礼申し上げます。

 震災によって大変厳しい状況にはおかれましたが、一方で、明るい話題もありました。8月に開催されたリオデジャネイロオリンピックに本市出身の植田直通選手が出場を果たしました。また、11月に行われた大相撲九州場所では、本市出身の正代関が見事に11勝4敗の好成績を収め2度目の敢闘賞を受賞しました。また、小中学生が地震の影響でいつもどおりの練習ができなかったのにも関わらず、各種スポーツ大会で九州大会や全国大会に駒を進め、強豪相手に素晴らしい成績を収めました。このように市民に勇気と希望を与えてくれた明るい話題も多数ありました。

 本市では、今後、熊本地震および熊本地震に起因する豪雨災害からの早期復旧・復興を実現するため、復興の指針となる『宇土市震災復興計画』を今年度中に策定することとしています。「くらし・生活の再建」「安全・安心なまちづくり」「地域産業の再生」「社会基盤等の復旧」の4つを施策の柱とし、被災者に寄り添った内容となるよう策定を進めていきます。そして、何よりもまずは市民の皆さまが被災前の生活を取り戻すことを第一に迅速に復旧に取り組んで参ります。

 また、市役所本庁舎につきましても、新庁舎建設を目指し「宇土市庁舎建設基本構想」を策定しています。分散した機能行政組織を一カ所に集約するといった利便性向上や防災機能の強化を盛り込むことはもちろん、復興のシンボルとして永く市民の皆さまから愛用していただけるような魅力ある庁舎の再建を進めていきます。

 有史以来の厳しい状況を迎えている今こそ、復興への歩みを確実に進め、これまで以上に『よりよい宇土市を、元気な宇土市』を目指して参ります。市民の皆さまのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願いいたしますとともに、震災後、初めて迎える新しい年が、皆さまにとりまして、明るく希望に満ちた一年となりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

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