元樹だより 平成29年3月 

2016年03月01日

地域の宝を後世へ 宇土の雨乞い大太鼓

市長写真(元樹だより平成29年1月~) 新聞やテレビのニュースなどでご存知の方も多いと思いますが,嬉しい報告があります。

 宇土の雨乞い大太鼓が国重要有形民俗文化財に指定される見込みとなりました。熊本県内で国重要有形民俗文化財に指定されているものはなく,初めてのことです。また,雨乞いにちなんだ太鼓の指定も全国で初めてのことです。

 本市の雨乞い大太鼓は江戸から明治時代にかけて造られたもので29基が現存しています。

 実際に,戦前まではこの大太鼓を用いた雨乞い祭りなどが,各地区で盛んに行われていたといいます。戦後,そのような行事は行われなくなり,ほとんどの大太鼓は次第に忘れられ姿を消していったのですが,約30年前に青年会議所の皆さんを中心に大太鼓保存の機運が高まり,張り替えなどがなされ現在にいたっています。

 また,太鼓の伝統文化を継承していくためにも重要な叩き手として,「宇土天響太鼓(保存会青年部)」や大太鼓芸能集団「紬衣(ゆい)」,宇土高校和太鼓部など多くの若者が,国内外で活躍してくれています。

 これからも,地域の宝であるこの大太鼓を単に保存するのではなく,実際に叩き,活用してさらに後世へと伝えること,そして,この太鼓をはじめ本市の魅力を対外的にPRし,観光客の集客につながる取組を推進していきたいと思っています。

桜舞う季節

 桜の花びらがほころび春の訪れを実感する季節になりました。

 本市の桜の名所と言えば約2,000本の桜が咲き誇る立岡自然公園があります。そして,今年も例年同様,花園校区婦人会をはじめ地域の方々が集まり,清掃作業が行われました。

 市内の公園や名所,また,道路脇の花壇など,その美しい景観が保たれているのは地域住民の方々のボランティアでの清掃などのご協力があるからこそです。

 本市では「みんなでつくろう元気な宇土市!」を基本理念に,「住んでみたい・ずっと住み続けたいまち」になることを目指しており,そのためにも皆さんのお力添えは欠かせません。

 みんなの力で本市の復興はもちろん,さらに魅力的なまちになるよう今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

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