梅雨を迎えて
今年も梅雨の時期を迎えました。雨は大地をうるおし草木を生育する恵みの雨でもありますが、昨年、本市において甚大な被害をもたらしたような集中豪雨ともなれば、私たちの生命、財産を脅かす脅威の雨になります。
そのような事態に備えて、先月、緑川水防演習協議会主催による「緑川水防演習」が甲佐町で実施されました。
緑川流域の自治体や関係団体が参加して行われる同演習には、本市からも消防団員からなる宇土市水防団が参加し、実践さながらの演習が実施されました。緊張した雰囲気の中、水防団員の真剣に取り組む姿に心強さを感じるとともに、いつ発生するか分からない災害に対しては、一人ひとりが日ごろから備えをしておくことが大事であると改めて実感しました。
ご家庭においても非常持出品の準備や避難場所の事前確認など、災害に対する備えをぜひお願いします。
また、6月は宇土市の花でもある紫陽花が美しい季節でもあります。
昨年は熊本地震で中止となってしまった恒例のマンドリンコンサートが、今年は「復興紫陽花マンドリンコンサート」と称して、6月11日(日)に紫陽花の名所でもある住吉自然公園で開催されます。毎年楽しみにされている方も多いこのコンサートの開催を、私も今から楽しみにしています。
ところで、4月29日、恒例の船場川クリーン作戦が実施され、今回も地域住民や企業・団体、中・高校生など約600人の皆さんにご参加いただきました。その中には業務応援のために宇土市役所に来ていただいている他自治体の職員さんの姿もありました。
大きな被害を受けた市街地のシンボルでもある船場橋は、石組み全体の痛みがひどく、これから解体修理に取り掛かる予定ですが、 全国からの温かい応援を頂きながら地域の皆さんが力を合わせて汗を流される姿に「復興への力強い足取り」を感じました。