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元樹だより 平成29年12月 

2017年12月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) 適量を飲めば「百薬の長」と言われるお酒。年末年始は、忘年会に新年会、そしてクリスマスなど飲酒する機会が多いシーズンです。飲みすぎて体調を壊してしまったら、せっかくの楽しい時間も台無しです。何事も適度が一番!飲み過ぎは禁物です。体調管理には十分に注意して穏やかな年の瀬をお過ごしください。

 2017年は復興元年。県内各地で様々な復興イベントが開催されました。本市においても11月2日(木)に「震災復興祈念 一期一会」と称し、デジタル掛け軸を市役所本庁舎跡地において開催しました。デジタル掛け軸は、世界的なデジタルア-ティスト長谷川章先生による空間照明アートです。目の前にある自然や建物、通行人をもキャンパスにして、色彩豊かな抽象のような幾何学模様を映し出します。

 当日は、市福祉センター、別館及び別棟の壁全面に神秘的で息を呑むほど美しい映像が映し出されました。会場一帯が幻想的な世界に一変し、驚きと感動に包まれました。あまりの美しさに、ついつい私も見入ってしまい、鳥肌が立つほどの感動を覚え、夢のような時間を過ごさせてもらいました。 

 来場者は家族連れも多く、元気にはしゃぐ子どもたちの姿がとても印象的で、また、市飲食業組合の皆さまによる、おでん、から揚げなどの出店もあり、会場の賑わい創出に一役買っていただきました。

 本来であれば多額の費用が発生するデジタル掛け軸。しかし、今回は、震災により傷ついた心、復興に向けた日々の生活により疲れた体を少しでも癒してほしいという、長谷川先生の温かいご厚意、そして宇土市が元気になってほしいと願う商店主の皆さま方の熱意により、実現することができました。本当にありがたいことです。

 復興はまだ道半ばですが、こうしたイベントに参加する度に、私たちがここまで歩んでこれたのは、県内外の多くの方たちからいただいた温かいご支援、そして、何より宇土市民の皆さまが一丸となり、共に汗を流していただいているおかげだと、あらためて感じているところです。

 そして、宇土市を1日でも早く復興させ、「震災前より更に元気な宇土市」にすることが私に課せられた使命だと実感しています。2018年も皆さまのお力添えをよろしくお願い申し上げます。

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