大阪府北部地震及び西日本豪雨により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族に謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
宇土市では、大阪府北部地震においては、熊本地震の際、多大なるご支援をいただいた枚方市に対し、人的支援として4名の職員を派遣いたしました。
また、西日本豪雨災害においては、広島県及び岡山県に対し、水や段ボールベッド等、支援物資を搬送いたしました。
今後も被災地の状況を注視し、情報収集に努めながら、継続して支援を行ってまいります。被災された地域の一日も早い再建と復興を心からお祈り申し上げます。
“恒久平和は、人類普遍の願いである。”
これは、宇土市の「平和都市宣言」における冒頭の一説です。
1945年8月、人類史上初の原子爆弾が広島・長崎に投下され、8月15日に終戦を迎えました。そのため、8月は戦争について深く考えさせられる時期です。
世界の平和は誰しもが望むことです。その一方で、この世から争いの種が絶えないこともまた事実。心でいくら望んでも、望むだけでは「平和の願い」を叶えることはできません。
宇土市では、昭和60年3月に、宇土市と宇土市議会の連名により「平和都市宣言」を行いました。「平和都市宣言」とは、地方自治体が、世界の恒久平和を願って、核兵器等の廃絶を訴えたり、平和推進事業に取り組むことを表明するものです。
これまでに、市では、各小中学校での平和教育学習はもとより、平成26年度に「シベリア強制抑留」を経験された方の講演会を開催する等、多くの平和推進活動を行ってきました。
終戦から73年目を迎え、戦争を経験された方の高齢化も進み、戦争を語り継いでいくことが年々難しくなっています。私も子どものころ、祖父母たちから戦争の体験談等を聞き、衝撃を受け、「戦争の悲惨さ」、「命の尊さ」について考えさせられたものです。
戦争を風化させてはいけません。私たち大人が戦争に対する正しい知識を身につけ、子どもたちにしっかりと伝えていくことが、「平和の願い」を叶える第1歩ではないでしょうか。
今月15日は73回目の終戦記念日です。ご家族で「戦争と平和」について見つめ直す機会にしていただければ幸いです。