元樹だより 平成30年11月

2018年11月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) 皆さん、秋の風物詩と言えば何を連想しますか。紅葉、秋刀魚、運動会、文化祭等々。秋にはスポーツ、食欲、芸術等の冠が付くように幅広いジャンルの風物詩がありますね。

 私にとって、秋の風物詩と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、有明海で行われる養殖海苔の種付けです。例年10月から始まるこの作業。赤や緑といった色とりどりの海苔網が海面を彩る風景はなんとも美しく、この絶景をシャッターに収めようと、全国各地から写真愛好家たちが訪れるほど魅力的です。この光景を見ると季節がまた廻ってきたことを実感するとともに、本市の特産品である美味しい海苔が今年も無事に育ってくれますようにと祈るような気持ちになります。

 宇土半島の山々の恵みが流れ込んだ海で太陽の光を浴びた栄養たっぷりの「宇土海苔」。特に最初に収穫した「秋芽一番摘み」と呼ばれる海苔は、柔らかく磯の香りが広がる豊かな風味が大きな特徴です。また、近年、海苔は「海の緑黄色野菜」と言われるように、ビタミン、ミネラル等様々な栄養素を含む健康食品としても注目を浴びています。おにぎりに巻くのもよし、お味噌汁に入れるのもよし。この機会に是非、旬の味覚をご堪能ください。

 さて、去る10月1日(月)、宇土市民会館において、多くのご来賓並びに市民の皆さまをお招きし、「宇土市市制施行60周年記念式典」を執り行いました。本式典にご出席いただきました多くの皆さまに心から感謝申し上げます。また、式では経済・福祉・教育等あらゆる分野で輝きを放ち、本市に活力を与えてくださった232名、10団体の皆さまを市政功労者として表彰させていただきました。

 今日の宇土市の発展は、功労者をはじめとした市民の皆さまの溢れんばかりの情熱と努力、そしてこのまちの未来を思い、その時代時代に幾多の苦難を乗り越えて、繁栄の礎を築いてこられた先人のご尽力のおかげであり、感謝の念に堪えません。そして、本市が10年、20年先も多くの皆さまに愛された輝かしいまちとしてあり続けるには、熊本地震からの創造的復興を実現することが不可欠であり、その責任の重さを改めて痛感しております。

 12月10日(月)に大相撲宇土場所を開催します。この60周年という節目が、宇土市の更なる発展の契機となるよう、市民全員で盛り上げていきたいと思いますので、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

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