新年のあいさつ

2019年01月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) あけましておめでとうございます。

 市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、昨年は西日本豪雨や北海道胆振東部地震など、日本各地において自然災害が猛威をふるい、あらためて災害への備えの大切さを痛感させられました。

 本市においては、相次ぐ大型台風の接近により農作物等に多少の被害が見受けられたものの、幸いにも人的被害はありませんでした。しかしながら、熊本地震からの被害が未だに色濃く残っており、震災から3年が経過しようとする今もなお、多くの被災された市民の皆さまが、資金面や健康面などの不安を抱えながら、仮設住宅などで不自由な生活を余儀なくされておられます。

 そうした中、平成30年度は「宇土市震災復興計画(第1期)」の最終年度であり、一日も早い震災からの復旧・復興に向け、昨年は2月に網津支所と公民館機能を併設した防災拠点となる網津防災センターの整備、4月に老人福祉センターの再建などを実施しました。 

さらには9月に災害公営住宅が完成し、無事に落成式を終えることができました。そして、復興のシンボルである庁舎建設については、基本設計に着手するなど、2022年の供用開始に向け本格的に動き出しております。

 一方で、本市に賑わいをもたらした明るい話題が相次いだ年でもありました。

 昨年は、本市にとって市制施行60周年という記念すべき年であり、大相撲宇土場所をはじめとした多彩な記念事業を通して、“元気な宇土市”を市内外に発信することができました。どの事業にも多くの皆さまにご参加いただき、市民の皆さまとともに祝い、喜びを共有できたことは、本市の更なる飛躍に向けた第一歩になったと実感しております。

 また、鶴城中女子ハンドボール部の全国制覇や宇土高校科学部が「国際学生科学技術フェア」において世界4位に入賞するなど、本市の子どもたちがスポーツ、文化両面において、日本のみならず世界の舞台で眩い輝きを放った年でもありました。

そして本市出身の植田直通選手(住吉中出身)のサッカーロシアワールドカップへの出場をはじめ、大相撲力士の正代関(鶴城中出身)やプロ野球阪神タイガースの島田海吏選手(鶴城中出身)の目覚ましい活躍は、子どもたちに夢を与えてくれる大変喜ばしい出来事でした。このように本市出身の若者がそれぞれの力を磨き、発揮して優秀な結果へとつながっていることは、市としても大変誇らしいことであり、市の元気発信の原動力にもなっています。

 そして迎えた平成31年(2019年)は、まちづくりの新たなステージの幕開けとして、今後8年間のまちづくりの方向性を示す「第6次宇土市総合計画」の始動の年であり、本市の発展と未来への飛躍のために、なお一層重要な年になります。

 この計画では、本市の目指すべき将来像を「復興から発展へ 未来へ“輝くふるさと”宇土」と掲げ「“輝く”未来 震災からの復興」など5つの柱を中心に、市議会や市民の皆さまとともに、各種施策を推し進めていくこととしております。

 物事を始めるとき、一歩踏み出すことで新たな活力が生まれます。これからも、本市が持つ魅力を最大限に活かして、誰もが宇土市に「住んでみたい」、「住み続けたい」と思えるような「誰からも選ばれるまち 宇土市!」を目指し、市政運営に全力で取り組んで参ります。初心を忘れず何事にもチャレンジする気持ちで、一歩一歩前進して参りますので、今後とも、皆さまの温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

 結びに、新年が市民の皆さま、そして宇土市にとって素晴らしい年となりますことを心から祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。

この記事へのお問合せ

担当部署:宇土市役所 総務部 秘書政策課 秘書広報係

電話番号:0964-27-3300

お問合せフォーム