元樹だより 平成31年2月

2019年02月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) 去る1月3日、熊本県北部を中心にマグニチュード5.1の地震が発生し、和水町では最大震度6弱を観測しました。被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。

 本市においては震度3を観測。幸いにも被害が出るほどの大きな揺れは生じませんでしたが、地震発生直後のテレビ等による報道も相重なり、熊本地震の悪夢が一瞬脳裏をよぎりました。その一方で熊本地震から1000日が経過し、時間とともに危機管理意識が薄れつつあるのも事実です。地震、台風、大雨等、災害はいつ起こるか誰も予測することはできません。そのため、食料品等の備蓄、避難場所や避難経路の確認等、日ごろからの災害に対する備えが大事になります。

 今回の地震は、“災害に対する日ごろからの心構えと準備の大切さ”をあらためて思い起こさせてくれました。「備えあれば憂いなし」熊本地震での教訓を頭に刻み、皆さんも今一度災害への備えをお願いいたします。

 さて、火災や自然災害が起こった時に最も頼りになるのが、日ごろから厳しい訓練を積み、地域の実情に精通している「宇土市消防団」の皆さんです。消防団の皆さんは、自分の仕事を持っているにも関わらず、「自らの地域は自らで守る」という郷土愛の精神に基づき、昼夜問わない活動を通して、本市の安心安全なまちづくりのためにご尽力いただいております。熊本地震の際には、自分たちも被災しているにも関わらず、地域住民の安否確認や被害状況の確認、避難の誘導や呼びかけ等、迅速に防災活動を行っていただきました。

 今月24日に市防災センターで開催される「宇土市消防団消防点検」では、消防団の皆さんが日ごろの厳しい訓練の成果を発揮されます。この消防点検は、消防団員の職務遂行に必要な服装規律、機械器具、消防操法等の総合的な点検を行い、消防活動に万全を期すことを目的に実施するものです。花形の操法競技は各分団の精鋭たちが選手として出場します。

 選手の皆さんは、仕事を終えた夜間などに集まって練習に練習を重ね、ホースの延長や結合、そして小型ポンプの操作等の速さや正確さを競います。

 私は点検者として毎年参加していますが、団員の皆さんの迅速かつ的確な行動に感心するとともに、緊張感の中にも責任感に満ちた表情を拝見し、頼もしさと安心感を感じています。是非、多くの皆さまにご来場いただき、消防団員の意気込みを感じていただければ、本当に嬉しい限りです。

 災害を未然に防ぐことは難しいですが、日ごろの準備により、被害を軽減することは可能です。できることから一歩ずつ、市民の皆さまとともに、災害に強いまちづくりを推し進めていきたいと考えています。

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