7月と言えば七夕、短冊に願い事を書くのは、織物の上手な織姫にあやかり裁縫や芸事が上達しますようにと願い事をしたのが始まりだとも言われています。私も幼い頃、将来の夢を短冊に書いて願い事をしたことを思い出します。皆さんは、今年の七夕にはどんな願い事を書きますか。
さて、夢に向かって日々努力を続けている本市出身の若者も輝かしい活躍を見せています。
住吉中出身でサッカーの植田直通選手。これまでも何度か紹介する機会がありましたが、今回はコパ・アメリカ2019の日本代表選手に選ばれました。コパ・アメリカは、南米サッカー連盟が主催する世界で最も歴史が古い、ナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会で、南米以外で出場できるのは招待される2カ国のみ。日本代表がコパ・アメリカに参加するのは、パラグアイで行われた1999年大会以来2度目。
皆さんが広報をご覧になる頃には、グループステージが終了しているかと思いますが、結果はどうあれ、この貴重なコパ・アメリカでの経験は、植田選手を一回りも二回りも大きくするはずです。
また、鶴城中出身で大相撲で活躍中の竜虎関(本名:川上竜虎)は、名古屋場所での新十両昇進が決まりました。竜虎関は、中学3年生の時に全国中学選手権、全国都道府県選手権、白鵬杯で優勝し、史上唯一の中学3冠に輝いた実績を持っています。
入門後は、叔父でもある尾上親方(宇土市出身:元小結濱ノ嶋)の下で、朝稽古の他に夜もトレーニングを行って鍛錬に励んでいるそうです。十両に昇進するまでには、言葉では言い表せないほどの、努力があったはずです。今後も次の目標である幕内昇進を目指して頑張ってほしいと思います。
この若者2人が小さい頃、七夕でどんな願い事をしたかは分かりませんが、高い目標と成し遂げようという強い意志を持ち続けることで、このように活躍できたのではないでしょうか。私も、未来を担う若者たちが、夢を実現できるような機会や環境を作っていけるようにしたいと改めて感じました。
是非、皆さんも夢に向かって日々努力を続けている宇土市の若者を応援してください。