2020年頭あいさつ 令和2年1月号

2019年01月01日

元松市長の写真 新年、あけましておめでとうございます。

 市民の皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃から市政運営に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 早いもので、熊本地震から4回目の新年を迎えました。

 これまで、被災された方々の生活再建を最優先に、元気な宇土市を取り戻すべく、復興事業に全力で取り組むとともに、防災拠点となる公共施設の再建等、市民の皆さまが安心して住み続けられるための防災面を強化したまちづくりを進めてまいりました。

 そのような中、昨年、本市におきましては、「震災からの早期の創造的復興」と将来も本市に住みたいと思われるような「未来につながるまちづくり」を実現するため「第6次宇土市総合計画」をスタートさせました。

 この計画では、市内7地区でのまちづくり座談会やアンケートでの市民の皆さまのご意見や想いを反映した「安心」「元気」「協働」を基本理念に掲げました。今後、「安全で安心して住み続けられるまち」「健康で活力ある暮らしができるまち」「市民と事業者、行政がともに考え、力を合わせ取り組むまち」を目指し、各種施策を推し進めてまいります。

 このうち、最も重要な防災拠点であり、復興の最大のシンボルとなる庁舎の再建につきましては、昨年9月に、必要な機能や外観イメージなどをまとめた基本設計が完成いたしました。1階フロアには、イベントなどにも使える「市民交流スペース」を設けるなど、市民の皆さまが利用しやすく親しみを感じ、気軽にお立ち寄りいただけるようになっており、令和4年8月頃の完成を目指し、本年7月頃に本体工事の着手を予定しています。

 そして、庁舎と同じく被災し解体しておりました市指定有形文化財の「船場橋」は、昨年11月から石を組み直す修復工事が行われており、本年3月頃には、一足先に復興のシンボルとして、また、後世に残すべき文化遺産として蘇ります。このように一歩一歩ではありますが、確実に復興へ向け前進しております。

 さて、昨年は、全国各地で自然災害が猛威を振るい、被害の甚大さを目の当たりにし、防災・減災対策と危機意識を高めることの重要性を再認識した年でもありました。市民の皆さまの安全・安心を最優先に、防災対策等の整備に最大限の努力をしてまいります。市民の皆さまにおかれましても、どうか、お一人おひとりが防災・減災対策に目を向け、自助・共助へのご理解とご協力をお願いいたします。

 また、本市を含む宇城地域では県民体育祭が、県内では、国際的なスポーツ大会が開催されるなどスポーツに沸いた一年でもありました。

 中でも、日本代表として世界の舞台で戦っているサッカーの植田直通選手やバレーボールの芥川愛加選手、また、大相撲九州場所での好成績が記憶に新しい正代関など、スポーツ界で活躍する本市出身の若者の姿は、私たちに感動を与えてくれました。

 そして、本市の小中学生もまた、相撲やハンドボールなど多種目において、全国大会や九州大会で好成績を収めるなど、素晴らしい活躍を見せてくれました。

 彼らのなお一層の活躍を期待しつつ、そのエネルギーを原動力に、今年も「安心」「元気」「協働」のまちづくりを加速させ、誰からも選ばれ続ける「ふるさと宇土」の実現に向けて復興を確実なものとして未来の発展につながる年にしてまいります。

 そのためには、これまで以上に、市民の皆さまと対話する機会を増やし、皆さまの声を大切にしていきたいと考えております。

 結びに、市政運営になお一層のご支援とご協力をお願いいたしますとともに、この一年が皆さまにとりまして素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

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