元樹だより 令和2年9月

2020年09月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) これまでに、これほど心が躍らない夏を経験したことがあったでしょうか。

 長年、叩き手としても参加していた「宇土大太鼓フェスティバル」、何年踊っても一向に上達しない「うと地蔵まつり」での民謡パレード。両方ともに参加できなかったのは、ここ30年ほどで一度もありません。

 そしてこの時期、毎年楽しみにしているのが、部活動やクラブチームの選手らによる、九州大会や全国大会への出場や結果の報告です。コロナ禍で大会の中止が相次ぎ、一番悔しい思いをしているのは間違いなく選手たちですが、その勇姿を毎年楽しみにしている私を含めて保護者の皆さん、そして、多くの市民の皆さんにとりましても、とても残念なことであったと思います。

このような中、大相撲7月場所で存在感を示してくれた正代関。郷土力士の力強い相撲に、市民はもちろん、多くの県民の皆さんが元気をもらったことでしょう。今月13日には9月場所が開幕します。正代関の更なる飛躍を願い、精一杯の声援をよろしくお願いします。

さて、7月下旬頃から感染者が急増し、全国的に感染拡大が深刻になっている新型コロナウイルス感染症。7月26日には県内初となるクラスターの発生が判明し、その後も、本市を含め多くの自治体で感染者が確認され、先月4日には、県のリスクレベルが最高値の「レベル4特別警報」に引き上げられました。

感染を防止する特効薬がない現状では、誰もが感染のリスクを抱えています。それなのに「感染者の行いが悪」であるかのような誹謗・中傷をする人権侵害が後を絶ちません。実際に、私たちの身近なところでも、感染とは無関係であるにもかかわらず、間違った情報がインターネット(SNS)や口コミで拡散されたことにより、大変困っておられる方や事業者がおられます。どうか、根拠のない無責任な噂を流したり、拡散したりしないよう、人権への配慮をお願いします。

ウイルスと共存していく中で私たちがすべきことは、感染予防に十分な注意を払いながら冷静に行動し、可能な限り普通の生活を送ることです。このような状況だからこそ、「一人ひとりがお互いの立場に立ち、思いやりの心を持って支え合いながら生きること」が何よりも大切であると思います。

長期化するであろうウイルスとの闘いには、市民の皆さん一人ひとりのご理解が何よりも必要です。より一層のご協力をよろしくお願いします。

誰にも予想できなかった今年の夏。来年は心躍る夏が過ごせることを心から祈ります。

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