元樹だより 令和3年4月

2021年04月01日

市長写真(元樹だより平成29年1月~) これまで、私たちは、地震や豪雨、台風など多くの災害を経験してきました。

 そして、多大な犠牲と引き換えに、多くの教訓が得られました。その時の思いを忘れることなく、いざという時、自分や大切な人を守る行動ができるでしょうか。

 2月13日、福島県沖を震源とし、宮城県や福島県で最大震度6強の揺れが観測された地震は、東日本大震災の余震であると発表されました。

 あの大震災から10年の歳月を迎えようとしていた矢先に、当時の記憶を呼び覚ますような地震が発生することを、誰が予測できたでしょうか。

「いつ、どこで起こるか分からない。それが地震なんだ。」

という現実を突きつけられたと同時に、災害に対する危機意識を高く持つことの大切さを思い起こしました。

 人の記憶や教訓は、月日の経過とともに少しずつ色あせるものです。それは、熊本地震を経験し、自然の脅威を思い知らされた私たちであってさえもです。

 今月14日で熊本地震から5年が経ちます。あの時の記憶や教訓を思い起こし、風化させない日にしなければなりません。それを後世に伝え続けること。それが大震災を経験した私たちの使命ではないでしょうか。

 さて、角界の看板力士となった大関正代関、世界の舞台で活躍しているフランス1部リーグ、ニーム・オリンピック所属の植田直通選手、バレーボール女子日本代表への選出が決まりオリンピック出場への期待が高まる芥川愛加選手など、今年も、本市出身のプロスポーツ選手らの活躍に目が離せませんが、学生アスリート達も負けず劣らず頑張っています。

 卓球女子日本代表に選出された、花園小学校6年の深山稟心(ふかやまりこ)さん。今年12月に開催される小学6年生世代の東アジアホープス卓球大会に、日本代表として出場されます。ヒゴ鏡卓球クラブに所属する深山さんは、幼稚園から卓球を始め低学年のころから全国を相手に戦い、これからは、世界の舞台での活躍が期待されます。

 そして、ロアッソ熊本ユースに所属する熊本工業高校3年の谷山湧人(たにやまゆうと)さん(鶴城中学校出身)は、今年の2月、ロアッソ熊本から「2種登録」され、Jリーグ公式戦への出場が可能となりました。谷山さんは、一昨年の国民体育大会で、サッカー少年男子の県代表として高校一年生ながらチームの主力として大活躍した選手で、現役高校生の公式戦出場も夢ではないと思っています。

 今年度のスタートに明るい話題を届けてくれた2人に感謝するとともに、彼らを始め、本市に元気をくれる全てのアスリート達の頑張りと今後の活躍に、精一杯の声援を送りたいと思います。

※「2種登録」選手とは、Jリーグクラブの日本サッカー協会第2種(18歳以下の選手で構成され る)チームに所属しながら、Jリーグの公式戦に出場することを認められたサッカー選手のこと。

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