今年も残すところ１か月となりました。

　年齢を重ねるごとに時が経つのが早く感じるといいますが、それは、人生に訪れるあらゆる出来事を一通り経験し理解しているため、新鮮さや驚きに出会う機会が少なくなるからだともいわれています。　そういった意味から「あっという間の１年だった」と感じるのは「刺激の少ない退屈な１年であった」といった見方もあるようですが、他方、「何事もなく平穏な日々を送ることができたからこそ、あっという間に１年が過ぎ去った」ともいえるのではないでしょうか。

　ワクチン接種が進み、秋口頃から落ち着きを維持しているコロナ禍。年内には医療従事者を皮切りに３回目のワクチン接種が始まります。時節柄、忘年会など多人数で集まる機会が多くなるシーズンです。また、長く続いた外出自粛要請が解除されたことにより、遠方への旅行など外出の機会も増えると思われますが、残りの１か月も「何事もなくあっという間だったな」と思えるように、感染対策にも気を配りながらお過ごしいただきますようお願いします。

　さて、１１月頃からスーパーなどの入口付近で見かけるものといえば…。そうです。「お歳暮」コーナーです。毎年、贈る相手を思い、喜んでいただけるものをと心を込めてお選びのことと思います。今年は何を贈ろうかとお悩みの皆さん、「ウトブランド」はご存知でしょうか？

　「ウトブランド」とは、宇土市の旬を届ける実行協議会が取り扱う宇土市で獲れる農水産物や加工品のことです。パスタやアヒージョなどが簡単に作れる「アサリのオリーブ漬け」や本市産の果物を使ったアイスクリーム＆ジェラート「ウトパレット」、網田ネーブルを丸しぼりした「ネクター」等があり、宇土マリーナおこしき館などで販売（※１）しています。お世話になったあの方へ、遠方のご親戚へ「宇土市」を感じていただける贈り物を届けてみませんか。

　１２月はクリスマスや忘年会で街が賑やかに、そして人々の心もワクワクする季節ですが、その一方で１年のうちで交通事故件数が最も多い月でもあります。ドライバーは時間に余裕を持って、速度を控え慎重に運転しましょう。歩行者や自転車に乗る場合においては、ドライバーに視認されやすい服装や反射材の装着が事故の抑制につながります。１２月は、特に交通安全を意識していただきますようお願いします。

　また、コロナ禍により冷え込んだ地域経済を活性化することを目的に、国の交付金を活用し、世帯全員分（１人３、０００円分）の「宇土市新型コロナウイルス対策経済拡大商品券」（※２）を全世帯に配送中です。使用期限は来年２月１３日（日）まで。年末年始にご利用いただき、市内の景気回復へ是非ご協力ください。

（※１）販売店舗など詳しくは、市農林水産課農業振興係（電話２２-１１１１、内線６０３）へお問い合わせください。

（※２）詳しくは、次のリンク先をご覧ください。

　　宇土市新型コロナウイルス対策経済拡大商品券を給付します（サイト内リンク）