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令和4年1月 年頭あいさつ

2021年12月28日

 市民の皆様におかれましては、お気持ちも新たに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 また、日頃から市政にいただいておりますご支援とご協力に対しまして、心からお礼を申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症の感染防止を社会活動の中心に置き、「新しい生活様式」を実践し始めてから、早いもので2年が経ちます。第3波の真っただ中に年明けを迎えた昨年は、夏から初秋にかけ爆発的感染拡大となった第5波に見舞われ、長期間に渡り緊張と自粛の日々が続きました。

 振り返ってみますと、昨年も未知なるウイルスへの対策に邁進した1年ではありましたが、そのような中でも、誰もが「住んでみたい」「住み続けたい」と思えるような「選ばれるまち」を目指した施策に注力し、その実現に向け着実に歩みを進めてまいりました。

 待望の新庁舎は、昨年4月に建設工事に着手。令和5年5月の供用開始を目指し、復興の最大のシンボルで「災害に強いまちづくり」の拠点として蘇ります。

 また、住民の「住み続けたい」の思いを叶えるために、市内西部地域を中心に予約乗合型「デマンドバス」の運行を開始。地域の実情を踏まえより利便性を追求した交通網の構築に取組ました。

 そして、新しい働き方や学び方など生活のあらゆる場面で必要不可欠となったインターネット環境に対応すべく、急務であった未整備地域の光回線通信基盤整備が完了。民間事業者が提供する光ブロードバンドサービスが受けられるようになるなど、地域住民の生活利便性の向上を図ることができました。

 さて、昨年は、我が国で実に57年振りとなる夏季オリンピックが開催され、世界中の人々がスポーツによる力に沸いた年でもありました。本市でも、前回大会に続き「聖火リレー」を実施するなど記念すべきオリンピックイヤーとなりました。見慣れた市内の街並みを、トーチを掲げたランナーが颯爽と走る光景は、忘れ得ぬ思い出として記憶に残ることでしょう。

 日本選手のメダルラッシュとなった今大会では、特に10代の若いアスリートの活躍に注目が集まりましたが、若いアスリートといえば、本市の子どもたち(小中学生)も負けてはいません。相撲やハンドボール、卓球など多種目において全国大会で好成績を収めるなど、素晴らしい活躍をみせてくれました。

 未来を担う子どもたちにとって、宇土市が「住み続けたい」と思われるまちでなければならない、そういった気持ちも新たに迎えた令和4年、当面優先すべき課題は何といっても「コロナ禍からの脱却」であります。

 コロナ禍となって2年、その間、全市民を対象とした2回の商品券交付事業、飲食店を始めとして大きな減収となっている事業者等へ協力金を支給する事業など、感染症対策と地域経済活性化の両立に向けた支援策を実行してまいりました。

 引き続き、コロナ禍により疲弊した地域経済の立て直し、そして市民の皆様の安全で安心な暮らしを支えるために、今後もスピード感をもって実効性のある施策を打ち立ててまいります。

 第5波の収束後、我が国での感染拡大は落ち着きを維持しているものの、新たな変異株の陽性者が確認されるなど予断を許さない状況が続いています。まずはアフターコロナ(1日でも早いコロナ禍の終息)に向けて、3回目のワクチン接種を円滑に実施できるよう努めてまいります。

 コロナ禍により急加速する社会のデジタル化や地方回帰の動きなど社会情勢は大きく変容しています。国においては、都市の活力と地方のゆとりの両方を享受できる「デジタル田園都市国家構想」が進められ、今後、より地域の個性や活力が問われる時代となってきます。

 そこで、中長期的な視点に立ち、あらゆる災害に強いまちづくりのためのインフラ整備、人口減少社会を乗り切り未来の発展につながるまちづくりなど、思い切った施策を断行し、市民の皆様が夢や希望をもって豊かさを実感できる社会の実現に力を注いでまいります。

 また今年は、「復興から発展へ」をテーマに掲げ「未来につながるまちづくり」の実現を目指した「第6次総合計画 前期基本計画」の最終年度となります。皆様とともに策定したこの計画の目標を、1つでも多くまとめ上げることができる年にしてまいります。

 結びに、年頭に当たって、今年も市民の皆様のご協力を仰ぎながら「未来につながるまちづくり」の実現を目指し邁進していく思いを強くいたしております。皆様のより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶といたします。


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