本市の夏を彩る「うと地蔵まつり」が変則開催(※)ながら3年ぶりに再開されることとなりました!
コロナ禍での開催は、感染対策をどう徹底するかなど越えなければならない高いハードルがありますが、今年の「地蔵まつり」の再開は、古くから続く伝統文化を継承し続けるために、そして何よりも、街や人の活気を取り戻すために必要な“活力”であると思っています。
規模縮小のため、恒例の造り物をなくし、露店にも出店をご遠慮いただくなど苦渋の決断をしました。その上で、皆さんに安心して参加していただけるよう、入場ゲートでの検温や食べ歩きの禁止など、感染防止策も徹底します。それでも、一人でも多くの方から「まつりが開催されてよかった」「楽しかった」と元気な声をいただけるよう、万端に準備を進めてまいりますので、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
ところで、是非皆さんにご紹介したい、この6月に私自身が「活力をいただいた」出来事がありました。
お会いしたのは横浜市泉区で活動されている「キャンドル歌仲間愛好会」の皆さんです。メンバーの多くは私よりも大先輩の方々で、日頃は、区内にある飲食店「キャンドル」に集まってカラオケ等で交流を深めておられます。
2011年に発生した東日本大震災によって店主の大樽さんの出身地が被災し、その支援を目的に「災害復興支援チャリティー」(カラオケ)を立ち上げられ、以降、チャリティーで得た収益を被災地へ届ける支援を現在まで続けておられます。
会のメンバーで本市に移住された方のご縁により「熊本地震で被災した宇土市を応援したい」との大変ありがたいお申し出をいただき、2019年に引き続き、今年も新庁舎建設に多大なご寄附をいただきました。
3年ぶりに再開されたチャリティーで愛好会の皆さんに再会。歳を重ねたとは思えないほど活気あふれるステージパフォーマンスと楽しそうな笑顔やパワーに「若い私が負けとられん!」と感じた次第です。多大なるご支援はもちろん、活力までもいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
お力添えをいただいた皆様方への恩返しは、本市が復興を遂げ活力ある街になることです。まずは、うと地蔵まつりで、「街を元気に!人を笑顔に!」を目指してまいります。
※「うと地蔵まつり」の開催方法について詳細は、広報うと8月号6ページをご覧ください。
また、感染拡大の状況によっては、開催を中止する場合があります。
ホームページや公式LINE等でお知らせしますので、ご確認ください。