元樹だより 令和4年9月

2022年08月29日

 8月中に猛威を振るった豪雨では、北日本の各地で河川の氾濫による住家被害や土砂災害など甚大な被害が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地域の一日も早い復旧と復興を願っております。

 大雨に関しては、今年の6月から豪雨災害の大きな要因となる「線状降水帯」について、発生の「半日程度前」から情報が発表されることとなりました。発表されても避難行動の目安は、自身の経験に裏打ちされた“予想=「そんな経験はない。ここは大丈夫」”となってしまいがちですが、その予想を簡単に裏切るのが昨今の自然災害です。線状降水帯が発生しなくても大雨が予測されるときには、避難を想定した命を守る行動など、早めの備えをよろしくお願いします。

 さて、毎年この時期の話題といえば…コロナ禍といった厳しい環境下でも目標に向かって突き進む、学生アスリートたちの活躍です!

 昨年度に続きインターハイのセーリング競技に出場し、7位と健闘した宇土高校ヨット部の田上さん。

 小学生では、全国小学生ハンドボール大会に出場した花園ハンドボールクラブ(女子)が準優勝の好成績を収め、個人では、全国小学生陸上交流大会にあみつジュニア所属の中村さん(網津小6年)と山内さん(網田小5年)が、それぞれ100mに出場しました。

 また、全国中学校体育大会には、九州大会を制した鶴城中学校の相撲部と男・女ハンドボール部が、個人では、同大会で3位入賞したソフトテニス部(男子)の中野・浦ペアが出場しました。

 一方、これまでの実績から九州大会出場の大本命といわれながら、惜しくも県大会で涙をのんだチームもありました。勝敗に関係なく、感動をくれた全てのアスリートたちに「ありがとう!これまで頑張ってきたチームと自分に誇りを持とう!」と心からの感謝とエールを送ります!

 そして彼らの先輩で郷土の大スターといえば、誰もが知る角界で活躍中の大関正代関で、秋場所での躍進も期待されるところです。その秋場所に、同じく彼らの先輩で、6月に元横綱白鵬の間垣(現宮城野)親方の内弟子として宮城野部屋に入門した、昨年の学生横綱、川副圭太さん(鶴城中出身)が、幕下15枚目格付け出しで初土俵に挑みます。

 彼の持ち味は、スピードや土俵際の上手さなど多々ありますが、何といっても私は身体能力の高さと精神力の強さだと思います。皆さんにも「なるほど!」と納得していただける取組みがあります。

 大学3年時、令和2年の全国学生相撲選手権大会団体決勝戦でのこと。土俵際まで押し込まれながらも、身長165㎝の彼は、20㎝近い身長差の相手をものともせず渾身の力で持ち上げ、上体を反りながら投げ飛ばす姿はまるでプロレスの投げ技を見ているよう。豪快な「うっちゃり」で見事、優勝の立役者となりました!

 新聞の取材に答えた彼自身が目指す力士像は「気迫で攻め続ける力士」。小兵ながら、自らが自信を持って「負けない」と語るスピードとパワーを武器に土俵を沸かせてくれること間違いなし!

 秋場所は来る11日に初日を迎えます。皆さん、郷土力士への熱い声援をよろしくお願いします。

 〇全国小学生陸上交流大会結果

  山内愛琶(やまうち いとは)さん 5年100メートル 3位

  中村一斗(なかむら いっと)さん 6年100メートル 4位

 〇全国中学校体育大会結果

  女子ハンドボール(鶴城中学校)3位

  相撲個人 倉岡優太(くらおか ゆうた)さん(鶴城中学校)3位


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