元樹だより 令和4年10月

2022年09月30日

 ついに、初の頂点に!!

 先月、玉名市で開催された「第34回熊本県消防操法大会」において、小型ポンプの部に出場した「宇土市消防団第3分団第1班(轟地区)」が、悲願の初優勝を果たしました!

 消防団といえば、住民の安心と安全を守り、地域を支えてくれる、頼もしく、かつ、地域になくてはならない存在です。普段は、地域活動の大切な担い手であり、災害時など、いざというときには、昼夜を問わずいち早く現場に駆けつけ、救援・救助活動に当たります。彼らは、その重要な役割を担うため、日々厳しい訓練を重ねています。

 「消防操法」はその訓練の一つで、小型ポンプなどの消防用機械器具の取扱いや操作の基本を習得することです。大会では、火災が発生したと仮定し、現場到着から消火、撤収に至るまでの団員の動きや機器の操作といった消火活動における一連の動作を「いかに早く」「正確に」「規律正しく」行うことができるかを1チーム4人で競います。

 県大会に向けた操法訓練は、暑い最中の6月から始まり、仕事を終えた夜間や休日を利用して行われました。猛暑の中での訓練は実に過酷で、また、プライベートな時間を割いての訓練は、選手本人はもちろん、彼らを支えるご家族にとりましても、大変なご苦労があったことと思います。そのような中で磨き上げられた高い技術力は、ひとえに彼らの努力の賜物です。

 そして全国への切符をかけた大舞台で、彼らが最高のパフォーマンスを発揮できたのは、彼ら自身の技術力や気力はもちろん、訓練を共にし、サポートに当たられた関係者の皆さんのお力添えがあってこそだと思います。彼らはきっと、仲間と重ねた訓練で得た自信と誇りを胸に、周囲からの期待を力に変え、士気を高めて使命感を持って操法に挑むことができたはずです。

 こうした消防団員らのたゆまぬ努力の上に、私たちの安心・安全が守られているんだということに改めて気付かされました。本当に頭が下がる思いです。

 次なる目標は、県代表として出場する「第29回全国消防操法大会」での飛躍です。その大会は、今月29日(土)に千葉県で開催されます。持てる力の限りを尽くし、悔いのない大会となることを心から期待しています。

 さて、皆さんは「防災士」をご存知でしょうか?

 防災士とは、防災に関する意識や知識、技能を習得した方をNPO法人日本防災士機構が認定する民間資格です。得たスキルは、災害時の救助や応急活動など現場のリーダーとして、また、防災意識の啓発活動に活かすなど、地域防災の担い手としても注目を集めています。

 その防災士の資格取得を目指す、熊本県地域防災リーダー養成講座「火の国ぼうさい塾」(県主催)が、このほど市内で開催されます。

 市内はもちろん、県内にお住まいで、地域防災に貢献したい方であれば、どなたでも受講が可能です。

 熊本地震や豪雨災害を経験した私たちは、その教訓を活かせる「防災士」になれるはずです。皆さん、そんな防災士を目指しませんか?

 地域防災へ意欲を持った方の多くのご参加を、心よりお待ちしています。


👇「火の国ぼうさい塾」についての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。

≪募集≫宇土市で『火の国ぼうさい塾』が開催されます。防災士として地域の防災活動に貢献してみませんか。(サイト内リンク)



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