元樹だより 令和5年6月

2023年06月01日

 「地震大国」といわれる日本。今年も5月に入り、石川県能登地方を震源とする最大震度6強の地震が観測され、その後も、千葉県南部、鹿児島県と大きな地震が相次いでいます。これらの災害により被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 そして、このような災害のニュースを見聞きする度に呼び覚まされるのが、7年前の熊本地震と集中豪雨で被災した当時の記憶です。先月8日から、防災拠点となる新庁舎での業務がスタートしたこともあり、地震はもちろん、これから梅雨期や台風シーズンを迎えるに当たり、災害に対する「備え」と、「被災した経験やそこから得た教訓を後世に語り継ぐこと」の重要性を再認識したところです。

 そこで今月号の特集記事は「防災の備えを日々の暮らしに(※広報うと 令和5年6月号(サイト内リンク)参照)」です。皆さんは、災害等のもしもの時にどのよう備えておられますか?

私自身は、被災した市長としての経験を生かし、災害に対する危機意識を持つことや普段から備えることの重要性を啓発するために「自分にできる備え」として、防災士の資格を取得しました。得た知識は、市長として、また、私のライフワークの一つとして、これから市民の皆さんへの情報発信などに役立ててまいります。

災害はいつ起こるか分かりません。そして、備蓄や避難方法など必要な備えも、それぞれのご家庭で異なります。また、外出先で被災した場合には、ライフラインが寸断し、ご家族との連絡が取れない事態に見舞われるかもしれません。そういった場合を想定し、もしもの時の連絡方法、避難場所などを日頃から決めておかれることが重要で、ご家庭で防災について話し合われることも「備え」の一つです。梅雨期や台風シーズンを迎えるに当たり、まずはご家庭での備えについて十分であるかをご確認いただきますようお願いします。

 さて先日、本市は「令和4年全国都道府県別ツーリング目的地検索上昇率熊本県第2位」という賞を受賞しました。主催者側から賞状が郵送されるといったスタイルの表彰でその要因は定かではありませんが、おそらく昨年7月に住吉海岸公園に設置され人気の観光スポットとなっている「ジンベエ像」が関係しているのではないか!?と思っています。

とはいえ、本市にはまだまだたくさんおすすめスポットがあります。そこでこの度、市内の観光ルートを紹介するウェブサイト「うとびより」を作成しました。サイト内では「三角線」「歴史」「アウトドア」などのテーマ別に、人と出会い、あたたかさを感じる宇土の旅を提案しているほか、イベント情報なども紹介しています。市民の皆さんにも新たな発見、新たな出会いがあるかもしれません。実際に訪れていただき、郷土の良いところを発見してみませんか。


※うとびより URL: https://utobiyori.jp/




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