元樹だより 令和5年7月

2023年07月01日

 最近、テレビや新聞、インターネットなどで見聞きする機会が多くなった、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)といったデジタル用語。中でも、注目を集めているのが生成AIと呼ばれる「チャットGPT(対話型人工知能)」で、文章や画像が簡単に作成できる人工知能です。今、全国の行政機関で業務の効率化に向け活用が検討され始め、東京都や神戸市がいち早く導入を決めたことでも話題になりました。

 これらのデジタル技術について、皆さんはどのような印象をお持ちですか?英語や横文字で表記された言葉でなかなか身近に感じられないと思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。

 そこで私も実際に利用してみました。

 どんな文章にしようかと考え、思いついたのが「宴会での締めのあいさつ」です。どんなに短いあいさつでも、突然指名されると言葉に詰まってしまうもので、私自身も焦ってしまうことがよくあるからです。

 スマホで専用サイトにアクセスし入力(指示)したのは「職場の宴会での締めのあいさつを200字以内で作成」と、これだけです。すると数秒で次の文章が

 『皆さん、本日は楽しいひとときを共有できて光栄です。お互いの絆を深める場となりました。心から感謝申し上げます。この宴会は私たちの仲間意識と協力の結果です。これからも団結しより一層成長していきましょう。お酒を交わし、笑顔を分かち合うことで、一体感を感じています。皆さんの健康と成功を願い、素晴らしい時間を締めくくります。ありがとうございました。

 とできてきました。

 AIによって生成されたあいさつ文が、ここまで自然な文章となっていることに驚き、デジタル技術の進歩に感銘を受けた次第です。

 今回、ご紹介した「チャットGPT」は文章作成のほか、情報収集や資料分析など機能は多岐にわたります。行政業務の効率化といった視点で活用が期待される一方で、誤った情報が提供されるなどの危険性もあり、利用は慎重に検討しなければなりません。ただ、我々が目指すべきところは、市民の皆さんに寄り添った行政サービスの実現です。社会のデジタル化が加速する中で行政サービスをより向上させるためには、AIなどのデジタル技術の活用は必須のものであり、遅れをとることなく進めていきたいと考えています。 

 ここでデジタル技術を活用した新たな取組みを一つご紹介します。

「窓口の混雑状況(証明書発行など)」を市ホームページでリアルタイムに確認できるようになりました。もちろん、スマホでもご覧いただけます。窓口にお越しの際は、ぜひご活用ください。






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