令和6年1月 年頭あいさつ

2024年01月01日

 あけましておめでとうございます。

 市民の皆様におかれましては、お気持ちも新たに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 私自身、市政の舵取り役として今年は4期目の折り返しとなります。初心に立ち返り、果たすべき使命とその責任を再認識し、決意を新たに新年を迎えております。


 昨年は、待望の新庁舎が完成し、熊本地震からの復興事業に節目を迎えました。これまでの復旧・復興を中心とした守りの行政から未来を見据えた「攻めの行政」へと大きく舵を切り、「宇土市をより良い形で未来へ、そして次世代へとつなぐまちづくり」への転換を図ってまいりました。見据える未来は、宇土市が住む・集う(働く、遊ぶ)ところとして「選ばれ続けるまち」へと進化を遂げることです。

 そこで、未来への投資として重要事業と位置付ける行政主導による土地開発では、移住先や企業などから進出候補地として選ばれるまちを目指し、工業、商業、住宅用地の立地調査やその選定作業に取り組んでまいりました。さらに、人口減少に歯止めをかけるための定住・移住支援事業では、特に網田や網津地区を中心とした西部地域への移住を後押しするため、特色ある支援策の構築に取り組んでまいりました。具体的な内容については、間もなくお知らせできる見込みです。

 また、競争力を見据えた国際交流事業にも着手してまいりました。県内ではTSMCの進出により、台湾との経済や観光(インバウンド)分野での交流が加速しています。そこで、本市にルーツを持つ湯徳章(※)氏が生まれ育ち、偉大な功績を残した台南市との友好関係の構築に取組み、将来的な友好都市の締結を目指してまいります。

 さて、今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」で、これまでの準備が形になる縁起のよい年といわれています。本市にとりましても、準備を進めてまいりました「未来へつなぐまちづくり」が大きく「躍動」する年となるよう、事業の加速化を推進してまいります。市民の皆様にはより一層のご協力をお願い申し上げますとともに、令和6年が皆様にとって笑顔あふれる年となりますことを心から祈念し、年頭の挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※とうとくしょう。日本名は坂井徳章。台湾で弁護士として活躍した人物 

この記事へのお問合せ

担当部署:宇土市役所 総務部 秘書政策課 秘書広報係

電話番号:0964-27-3300

お問合せフォーム