『小西一行記』を初披露!
『小西一行記』とは、天正20年(1592)から慶長3年(1598)にかけて、豊臣秀吉が朝鮮半島に出兵した「文禄・慶長の役」について、小西行長の動向を記した軍記です。
近世期において、小西行長を主人公とする軍記は他になく、また文禄・慶長の役の発端から終焉までを網羅する内容の軍記は大変珍しいものです。そういう点で江戸時代における小西行長に対する「歴史観」を示す貴重な書物といえます。全10冊・附目録1冊。全て紙本墨書・冊子装。
この度、市教育委員会が所蔵することとなったこの貴重な資料を、講演会会場にて初披露しました。