「宇土半島の古墳をめぐるバスツアー」を開催!
9月21日、宇土市や宇城市などの宇土半島周辺に分布する古墳をめぐるバスツアーが行われました。この催しは、9月29日まで市立図書館郷土資料室で開催されていた企画展「宇土とヤマト王権」の関連イベントとして実施されたものです。
楢崎古墳
西岡台遺跡
県内外からバスツアーに応募した20名の参加者は、九州最大級の古墳時代の豪族居館(豪族の住まい)が発見された西岡台遺跡(3世紀末~5世紀前半、神馬町)や、長さ100mを超える県下最大級の前方後円墳・天神山古墳(4世紀後半、野鶴町)などを見学。現地を案内した文化財担当職員の解説を熱心にメモしたり、石室に描かれた装飾文様をじっくり観察するなど、思い思いに歴史散歩を楽しみました。
なお、企画展は終了しましたが、向野田古墳出土品(国指定重要文化財)などの宇土市内出土資料については、引き続き郷土資料室に展示していますので、ぜひ御覧ください。
見学コース
企画展見学(宇土市立図書館郷土資料室)→西岡台遺跡(宇土市)→ 天神山古墳(宇土市)→楢崎古墳(宇土市) →(昼食:宇土市教委)→向野田古墳(宇土市)→宇賀岳古墳(宇城市)→国越古墳(宇城市)
参加者の声
- 宇土地域において、4世紀からこんなに古墳がつくられていたことに感動しました。
- 宇土の奥深さに触れて驚きでした。
- 企画展で知った向野田古墳に特に行ってみたかったので、「ここから出たんだぁ」と実感がわいてきました。やはり、現地を実際みると、もっと興味がわいてきて、ここでの遠い昔を思う時間を持てました。
- 初めての古墳にも行けてよかった。装飾古墳の保護は難しいなあと思った。フットパスで巡りたいですね。
- 点在する古墳を短時間で効率よく回れ、とても興味深いものでした。特に向野田古墳は、個人で訪れた際、場所をみつけられなかった経緯もあり有意義なものでした。来年度以降も同様の企画を期待します。