夏休み!わくわく体験「うと寺子屋」を開催しました
平成27年8月6日(木)~8日(土)の3日間、門内町の武家屋敷「旧高月邸」で「うと寺子屋」を開催しました。
連日の猛暑の中での開催となりましたが、延べ97名の方が参加し宇土の文化・歴史を体験されました。
「和の文化体験」です。
お茶といけばなの基本や所作振舞について学びました。
可愛らしい「いけばな」が、たくさん出来ましたね!
「勾玉(まがたま)づくり体験」です。
滑石(かっせき)という柔らかい石を紙やすりで削り、勾玉を完成させます。
1時間ほど滑石を削ると、勾玉が姿を現します。
これを丁寧に磨くと、表面の光沢が増します。
およそ、1時間半で勾玉の完成!
「馬門石彫刻体験」です。
うとん行長しゃんも、馬門石の歴史について学んでいます!
石の表面を少しずつ削って、お地蔵さんの形をつくっていきます。
暑い中でも、みなさん夢中で削っていました。
江戸時代から現在まで轟泉水道を守ってきたガンゼキの技術。
まずは、赤土に塩や松葉の煮汁などを加え、餅のように杵でつきます。
できあがったガンゼキをこね、叩きつけて空気を抜き、適度な大きさの角柱にします。
最後は、補修箇所にガンゼキをつめる体験。
武家屋敷の中にある本物の轟泉水道の汲み出し井戸を、つくったばかりのガンゼキで実際に補修しました。
「親子論語教室」です。
子どもから大人まで、先生に習って大きな声で読み上げます。「子曰く・・・・・」
「温故知新」(故きを温ね新しきを知る)この有名な四字熟語についての講話。
受講生と先生とのやりとりから新たな気づきがありました。
「七島(しちとう)ぞうり作り体験」です。
昭和40年代まで宇土市で栽培されていた「七島」。
い草に似た「七島」を初めて見る方が多い中、「シット」と言って懐かしむ方もおられました。
先生の指導のもと、ぞうり作り開始。
昔は、子どもの小遣い稼ぎで作業をしていたそうです。
縄縫いから七島をまいて、ぞうりを作ります。
緒を先生につけてもらい、外側の縄を引っ張って、ぞうりの完成です!
子どもたちは「夏休みの絵日記に書く!」と張り切って、一生懸命ぞうり作りに励みました。