「よみがえる小西行長公」講演会・第17弾を開催しました

2019年09月27日

「よみがえる小西行長公」講演会・第17弾を開催しました

 令和元年9月21日(土)、宇土市民会館大会議室で第17弾となる「よみがえる小西行長公」講演会を開催しました。

 今回は、日本女子大学 学術研究員の原田真澄さんを講師に迎え、「文楽・歌舞伎が描く小西行長―色男から勇猛な武将まで―」と題して講演していただきました。

 講演では、最初に江戸時代の庶民によって支えられた文楽(人形浄瑠璃)と歌舞伎についての説明があり、文楽作品のジャンルのうち、特に行長の活躍ぶりが描かれている朝鮮軍記物と出世奴物の作品を紹介。そのなかに描かれている行長は「基本的には善、二枚目として登場する」という意外なものでした。また、歌舞伎作品でも「善玉、伊達男、色男として登場することが多い」と指摘されました。

 このように行長が肯定的に描かれる背景として、文楽・歌舞伎の一大中心地であった上方における「徳川嫌い・豊臣贔屓」という地域性を挙げ、「関ヶ原の戦いの西軍の将であったことが、豊臣贔屓の大坂における行長のイメージが良かった一因」と分析しました。

講演会 第17弾の写真 


 


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