8月24日(芦屋港に停泊中)

大王のひつぎ実験航海事業

航海日誌

8月24日(芦屋港に停泊中)

 今日は、朝から台風対応の「船固め」。芦屋ベルポートに行って、各船ごとに桟橋のあちこちからもやいロープをわたして固定。午後には宿舎に帰った。

 肉体的、精神的疲労が限界に達しようとしている。あの元気な長田航海士、大橋さんが食事も早々に寝てしまった。高齢の杉村船団長と石田船長、体調不良の本橋船長、こまめな動きと心配りの下川隊長、宇土以来ずっと早朝から氷や物資の段取りをしてくれている横田さん、学生達、そして神経をすり減らしながら宿舎と折衝している陸上支援班。みんな疲れている・・・。

 台風はおかげで東寄りになり、中心の関西直撃はなくなった。正式には25日の判断となるが、26日中には予定通り最終目的地・大阪南港へ出港できそうな状況となっている。だが、これまでの経験では安心は禁物。この航海、何が起こるかわからない。

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