蕉夢庵記

「知られざる宇土の名宝」展 出品作品

蕉夢庵記

蕉夢庵記の一部の画像 


 
 上図は蕉夢庵記の一部です。以下のリンクより、「蕉夢庵記」の全容をご覧いただけます。


【宇土市指定文化財】

作者

 宇土細川藩5代藩主 細川興文(おきのり)【月翁(げつおう)】

解説

 『蕉夢庵記』は細川月翁公の代表的漢詩文集で、現不知火町長崎桂原に立てられた蕉夢庵とその周囲の景観を詠んだものです。 これには「爾明和丁亥春書〔月翁〕〔蕉夢〕」の落款・印章も備わっていますので、明和4年(1767)既に完成していたものに朱で添削し、 さらに「蕉夢庵十二景〈後加二(三カ)景別録之〉蟾叟」とあり、ここにも訂正があります。

 「蕉夢庵」は興文が狩猟の際の別荘としていた建物を、退居後の住居として増改築したものと考えられます。 そのため、完成前から詳しい地形や情景が『蕉夢庵記』に記されており、15景9勝地の詩文まで書かれています。



 

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