鷹捕鶉図

「知られざる宇土の名宝」展 出品作品 

 鷹捕鶉図

鷹捕鶉図の画像 
 
作者

  杉谷行直

解説

   杉谷行直(1790~1845)は、細川藩御用絵師矢野派の画家で、衛藤良行の弟子です。弟子に細川藩最後の御用絵師として近代まで活躍した杉谷雪樵(せっしょう)がいます。「物象工みにして、もっとも山水・花鳥に長ず。近世の能手なり」と伝えられますが、本図はその作風をよく示しています。

   古来「粟に鶉(うずら)」は「やまと絵」によく描かれますが、その鶉を大鷹(たか)が捕えているのは珍しい画題です。

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