蕉夢庵記 しょうむあんき
区分
宇土市指定有形文化財(昭和48.12.22)
解説
宇土藩5代藩主細川興文(隠居して月翁と号す)が狩猟の際の別荘か庵としていた建物を、隠居後の住居として増改築したものと考えられるのが蕉夢庵(現宇城市不知火町)です。そのため蕉夢庵の完成前から詳しい地形や情景が蕉夢庵記に記されており、十五景九勝地の詩文まで書かれています。
月翁は「蕉夢庵景勝図画詩文合巻」に、蕉夢庵からの眺望や遠近景から十五景をとり、それを画題として絵師に描かせた絵、交流のある大名に依頼した十五景につき十五首の漢詩、また自ら書いた題・蕉夢庵記・九勝地の解説・蕉夢庵の全景を収録しました(宇土市教育委員会蔵)。
関連
蕉夢庵・蕉夢庵屋根瓦
所在地
宇土市新小路町