太郎兵衛渡し跡

太郎兵衛渡し跡

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解説:太郎兵衛渡し跡は旧緑川(現浜戸川)の下流にあり、民営の渡し舟が1艘ありました。

 この渡しがいつ頃からあるのかはわかりませんが、天保6~11年(1835~1840)のものと推定される絵図には太郎兵衛渡しの名称がみられます。

 川や海を渡過するような所を渡し・渡りといい、その渡過方法のうち舟行するものを船渡し・渡し船と呼びます。これは原始・古代より行われ、中世に入ると、諸国の守護・地頭らが私的に津料・河手と称して船賃を徴収し、旅行者の妨げとなることも多くありました。

 近世に入ってからは本格的な法の整備が行われます。渡賃は、渡船場の高札の規定によりますが、一般に武士・奉公人や近隣諸村の百姓などは無料で、商人や道者・参詣者はその荷物分と共に定額を支払うのが原則でした。


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所在:宇土市走潟町




 

 

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