ドゥルー女史記念碑 どぅるーじょしきねんひ
区分
解説
イギリスの海藻学者として著名だったドゥルー女史は「ノリは、夏の間、糸状体で過ごす」ことを発見し、親交があった九州大学教授の瀬川宗吉に手紙と論文を送りました。そのことを瀬川から聞いた熊本県水産試験場技師の太田扶桑男が、ノリの人工採苗の研究を続け、昭和28年(1953)10月、遂に成功しました。
人工採苗によってノリの養殖技術は飛躍的に進歩し、宇土はもちろん、全国のノリ漁民に大きな恩恵をもたらしました。そのため、人工採苗を可能にしたドゥルー女史の功績を讃えて、昭和38年(1963)4月14日に当石碑が建立されました。以来、毎年4月14日には記念碑の前にノリ関係者が集まり「ドゥルー祭」が開催されています。
※毎年4月14日に開催される「ドゥルー祭」については、住吉漁協(0964-24-3205)へお問い合わせください。
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