旧高月家住宅及び長屋門(旧高月邸) きゅうたかつきけじゅうたくおよびながやもん
区分
宇土市指定有形文化財(昭和53.10.9、平成31.1.13追加指定)

解説
旧高月邸は、近世期に武家屋敷が並んでいた門内町に位置し、通りに面した一角には母屋のほか仲間小屋・釜屋・倉と一体をなす長屋門・塀が現存しています。現在の主屋は、棟札から文政13年(1830)に建築されたことが判明し、家臣クラスの屋敷としては県内最古の武家屋敷と言われています。長屋門・塀は「武家屋敷の表門」として、昭和53年(1978)に市有形文化財(建造物)に指定され、主屋は平成31年(2019)に市有形文化財(建造物)に追加指定されました。長屋門内部にある釜屋には、馬門石製の武家屋敷井戸が残されており、この井戸には今でも轟泉水道からの綺麗な水が常時流れ込んでいます。
高月家は、高月五兵衛が豊前国小倉藩時代の細川忠興(三斎)に仕え、細川家の肥後入国後は、五兵衛の子・高月源左衛門が初代宇土藩主の細川行孝に仕えて宇土藩家臣となった家です。江戸後期には、宇土藩の新陰流剣術指南役なども務めています。
平成28年熊本地震で被災し、平成29年8月から1年間にわたり災害復旧工事をおこなっておりましたが、平成31年4月から一般公開しています。
開館時間 | 午前10時から午後4時 |
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入館料 | 高校生以上 200円 (20名以上の団体 160円) ※団体料金は有料入館者20人以上で適用 65歳以上 無料 小・中学生 無料 幼児 無料 |
開館日 | 日曜日のみ(ただし、12月29日から1月3日を除く) 自然災害等により臨時に休館する場合があります |
住所 | 熊本県宇土市門内町47番地 |
問合せ | 宇土市教育委員会文化課(0964-23-0156) |
入館料減免対象
- 案内者又は団体の引率者
- 身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳いずれかの交付を受けている者及びその介護者
- 市長が公益上必要と認めた者
関連
門内界隈 轟泉水道
所在地
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