7月18日に2回目の「金融マーケティング」授業がありました。今回は2年生の授業の様子を紹介します。この日は、保護者への周知・啓発の機会として授業参観も併せて行われ、保護者の方も多数参加されました。
夏休みに入ることから「詐欺から身を守る金融トラブル回避のコツ」というテーマで、詐欺の実態を知り、トラブルから自分や家族を守る方法を学びました。
詐欺情報に騙されないためのヒントその1として、「正確な情報は”1次情報(公式サイト)”から検索して調べる」こと。二次情報(メディア・媒体)、三次情報(TikTok、YouTube、ネット広告、噂など)と精度は低くなっていきます。
その事例として、偽情報を流し、個人情報の入手やお金を引き出す「フィッシング詐欺」の事例とその対応策について紹介されました。
その2として「感情と理論を切り分ける」こと。”高額収入””副業で稼げる”を誘い文句に、気持ちを高ぶらせクレジット契約や借り入れを勧め、実際には稼げなくて高額な借金だけが残り、今度は誰か紹介すると紹介料を払うと言われて友人をトラブルに巻き込む「情報商材」についての事例と対応策について紹介されました。
その3として「普段との違いに気づけるようコミュニケーションをとる」こと。「特殊詐欺」の寸劇を先生と生徒に配役になってもらい手口を披露されました。最終的には詐欺師がキャッシュカードを騙し取る結末でしたが、巧妙な手口に「詐欺ってこうやって遭うのか~」と保護者の方も感心されていました。
被害に遭わないためには、その手口を知っておくことが重要で、金融庁、消費者庁、国民生活センターに情報が掲載されています。
もし被害に遭ってしまったら、遭いそうになったら消費生活センターの「消費者ホットライン」188に電話し、対処方法を教えてもらうことが必要だと教えてもらいました。
小規模特認校制度について
鶴城中の生徒は、小規模特認校制度により、網田中学校へ就学することで、上記の金融マーケティング教育を学ぶことができます。